問1
B=91(21−14) とおくと、成分を計算して AB=91(4−112)(21−14)=91(9009)=E,BA=91(21−14)(4−112)=E. したがって、これがAの逆行列である。
問2
A2=(4−112)2=(15−663). 一方、2αA−α2E=(8α−α2−2α2α4α−α2) である。行列の右上成分を比べると2α=6よりα=3。このとき対角成分もそれぞれ15,3、左下成分も−6となるので、等式を満たす。
問3
問2よりα=3である。また問2の等式の両辺に左からB2を掛け、BA=AB=Eを用いると、E=2αB−α2B2,α2B2=2αB−Eを得る。
n=1ではαB=αBで成立する。n=kで成立すると仮定すると、 αk+1Bk+1=(αkBk)(αB)={kαB−(k−1)E}(αB)=kα2B2−(k−1)αB=k(2αB−E)−(k−1)αB=(k+1)αB−kE. よって数学的帰納法により、すべての自然数n=1,2,…についてαnBn=nαB−(n−1)Eが成り立つ。
問4
N=A−3E=(1−11−1)とおくと、成分計算からN2=Oである。A=3E+Nより、m=1でAm=3mE+m3m−1Nが成り立つ。これがmで成り立つとすると、 Am+1=(3mE+m3m−1N)(3E+N)=3m+1E+3mN+3m3m−1N+m3m−1N2=3m+1E+(m+1)3mN. したがって、数学的帰納法によりこの式はすべての正整数mで成り立つ。ゆえに A100=3100E+100⋅399N=399{3E+100(A−3E)}=399(100A−297E)=399(103−100100−97).