大阪大学/2008年度/前期
大阪大学 2008年 数学 第1問解答・解説
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1問題
次の正方行列 を で定める。ただし, は 次の零行列, と は 次の正方行列とする。
(1) を と を用いて表せ。ここで は 次の単位行列とする。
(2) と を とするとき, を求めよ。(配点率 )
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
漸化式を有限和に展開し、指定行列の冪を成分計算で調べて3項ずつまとめる。最後は通常の有限等比数列の和で表す。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) 漸化式を繰り返し用いると となる。一般に である。実際、右辺は で に一致し、これを とすると となるので、漸化式から帰納的に成り立つ。従って、右から を掛けると ゆえに求める式は である。
(2) 与えられた について、成分ごとの積を計算すると (1)で得た有限和表示を に適用すると ここでは を繰り返し掛けたため、各括弧の項は となる。また および より この式は でも と一致する。
この問題で使う考え方
- 等比数列の一般項と和
- 数学的帰納法
- 漸化式
- 総和記号と数列の和
- 階差・和の利用
- 行列を用いた表現
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