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横浜市立大学/2011年度/前期

横浜市立大学 2011年 数学 第II問解答・解説

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1問題

横浜市立大学2011年度第II問

行列 AA と EE を A=(23−121223),E=(1001)\displaystyle A=\begin{pmatrix}\dfrac{2}{3}&-\dfrac{1}{2}\\[2pt]\dfrac{1}{2}&\dfrac{2}{3}\end{pmatrix},\qquad E=\begin{pmatrix}1&0\\0&1\end{pmatrix} とする。以下の問いに答えよ。

(1) 行列 (E−A)−1(E-A)^{-1} を求めよ。

(2) 零ベクトルでないベクトル (xy)\begin{pmatrix}x\\y\end{pmatrix} に対して (XY)=A(xy)\begin{pmatrix}X\\Y\end{pmatrix}=A\begin{pmatrix}x\\y\end{pmatrix} とおくとき、 X2+Y2=rx2+y2\sqrt{X^{2}+Y^{2}}=r\sqrt{x^{2}+y^{2}} をみたす rr を求めよ。

(3) ベクトル (x0y0)\begin{pmatrix}x_{0}\\y_{0}\end{pmatrix} が与えられたとき、ベクトル (xnyn)\begin{pmatrix}x_{n}\\y_{n}\end{pmatrix} を次のように定める。 (xnyn)=A(xn−1yn−1)+(32)(n=1,2,3,… ).\begin{pmatrix}x_{n}\\y_{n}\end{pmatrix}=A\begin{pmatrix}x_{n-1}\\y_{n-1}\end{pmatrix}+\begin{pmatrix}3\\2\end{pmatrix}\qquad (n=1,2,3,\dots). このとき、 lim⁡n→∞xnとlim⁡n→∞yn\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}x_{n}\quad\text{と}\quad\lim\limits _{n\to\infty}y_{n} を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    (E−A)−1=(1/13)[[12,−18],[18,12]](E−A)^−1=(1/13)[[12,−18],[18,12]]
  • (2)
    r=5/6r=5/6
  • (3)
    limxn=0,limyn=6lim x_n=0, lim y_n=6

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) (E−A)(u,v)^T=(x,y)^T を連立一次方程式として解くと u=(12x−18y)/13、v=(18x+12y)/13 となるので逆行列は提示式。(2) X=2x/3−y/2、Y=x/2+2y/3 を二乗して足すと交差項が相殺され、X²+Y²=(25/36)(x²+y²)。よって長さ倍率は5/6。(3) p=(0,6)^T は Ap+(3,2)^T=p を満たす。v_n−p=A(v_(n−1)−p) で、差の長さは毎回5/6倍となるため、長さは(5/6)^n|v_0−p|→0。各成分の差も0へ近づき、x_n→0、y_n→6。

この問題で使う考え方

  • 成分の連立方程式を消去して逆行列を求める
  • ベクトルの成分計算と二乗和
  • 漸化式の定常値への平行移動
  • 等比数列の極限

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