信州大学/2013年度
信州大学 2013年 数学 第5問解答・解説
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1問題
実数 p, q と自然数 n に対して (x_n, y_n)^T = [[-5/2, 2], [-1/2, 0]]^n (p, q)^T とおく。
(1) lim_{n→∞} x_n = 0 かつ lim_{n→∞} y_n = 0 とする。このとき p と q がみたす条件を求めよ。
(2) (p, q) ≠ (0, 0) とする。極限 lim_{n→∞} y_n/x_n を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) 。(2) なら1、なら。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
・ とおく。直接計算すると は一次独立なので、ある実数 を用いて と一意に表せる。上の二つの等式を繰り返し使えば したがって なら なので は に収束しない。一方、 なら 。ゆえに両方が に収束する条件は 、すなわち 。
・ なら なので、すべての で となり なら であり、 分母は に収束するため十分大きい で であり、この極限は定義される。したがって答えは のとき 、 のとき である。
与えられた行列が作用する二つの一次独立なベクトルを直接計算し、その反復を用いて各成分の式を得る。(1)では増大する項が消える条件を判定する。(2)ではその項で分子・分母を割り、各場合の極限を求める。
この問題で使う考え方
- 行列の直接乗算
- 一次独立なベクトルによる成分分解
- 等比数列の極限
- 分子・分母の同時正規化
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