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信州大学/2013年度

信州大学 2013年 数学 第6問解答・解説

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1問題

信州大学2013年度第6問

a を定数とする。放物線 y = a - x^2 の接線のうち,原点との距離が最小になるものの方程式を求めよ。またそのときの距離を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • a≦0a\le0: t=±−at=\pm\sqrt{-a} における接線 y=−2txy=-2tx(a=0a=0 では y=0y=0)、最小距離00。0<a≦12\displaystyle 0<a\le\frac12: 接線 y=ay=a、最小距離aa。a>12\displaystyle a>\frac12: 接線 y=2a−12±2a−12x\displaystyle y=2a-\frac12\pm2\sqrt{a-\frac12}x、最小距離a−14\displaystyle \sqrt{a-\frac14}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

接点の xx 座標を tt とおく。放物線上の点は (t,a−t2)(t,a-t^2) で、接線の傾きは −2t-2t だから、 y−(a−t2)=−2t(x−t),y=a+t2−2tx.y-(a-t^2)=-2t(x-t),\qquad y=a+t^2-2tx. 直線を 2tx+y−(a+t2)=02tx+y-(a+t^2)=0 と書くと、原点からの距離は d(t)=∣a+t2∣4t2+1.\displaystyle d(t)=\frac{|a+t^2|}{\sqrt{4t^2+1}}. u=t2≧0u=t^2\ge0 とおけば、距離の二乗は h(u)=d2=(a+u)24u+1.\displaystyle h(u)=d^2=\frac{(a+u)^2}{4u+1}. まず a≦0a\le0 なら u=−a≧0u=-a\ge0 を選べて h=0h=0 となる。したがって最小距離は 00。このとき t=±−at=\pm\sqrt{-a} なので、接線は y=−2txy=-2tx(a=0a=0 では t=0t=0 の一本 y=0y=0)である。

次に a>0a>0 とする。微分すると h′(u)=2(a+u)(2u+1−2a)(4u+1)2.\displaystyle h'(u)=\frac{2(a+u)(2u+1-2a)}{(4u+1)^2}. 分母と a+ua+u は正だから、増減は 2u+1−2a2u+1-2a で決まる。0<a≦12\displaystyle 0<a\le\tfrac12 では u≧0u\ge0 の全域で h′(u)≧0h'(u)\ge0。よって最小は u=0u=0、すなわち t=0t=0 の接線 y=ay=a で、距離は aa。

a>12\displaystyle a>\tfrac12 では u=a−12≧0\displaystyle u=a-\tfrac12\ge0 の手前で減少し、その後増加するため、ここが最小点である。代入すると h ⁣(a−12)=(2a−12)24a−1=a−14,\displaystyle h\!\left(a-\tfrac12\right)=\frac{(2a-\tfrac12)^2}{4a-1}=a-\tfrac14, したがって最小距離は a−14\displaystyle \sqrt{a-\tfrac14}。対応する t=±a−12\displaystyle t=\pm\sqrt{a-\tfrac12} を接線式へ戻すと y=2a−12±2a−12 x.\displaystyle y=2a-\tfrac12\pm2\sqrt{a-\tfrac12}\,x. 境界 a=12\displaystyle a=\tfrac12 は前の区分に含まれ、両区分の距離も一致する。

答え

- a≦0a\le0: t=±−at=\pm\sqrt{-a} における接線 y=−2txy=-2tx(a=0a=0 は y=0y=0)、最小距離 00。 - 0<a≦12\displaystyle 0<a\le\frac12: 接線 y=ay=a、最小距離 aa。 - a>12\displaystyle a>\frac12: 接線 y=2a−12±2a−12x\displaystyle y=2a-\frac12\pm2\sqrt{a-\frac12}x、最小距離 a−14\displaystyle \sqrt{a-\frac14}。

この問題で使う考え方

  • 接点を媒介変数で表す
  • 点と直線の距離公式
  • 微分による場合分けと最小化

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