本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

信州大学/2013年度

信州大学 2013年 数学 第7問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

信州大学2013年度第7問

曲線 C: y = e^x について以下の問いに答えよ。

(1) C 上の点 P(p, e^p) における接線 ℓ および法線 n の方程式を求めよ。

(2) p > 0 とする。C と ℓ および y 軸で囲まれる図形の面積を S(p) とする。また C と n および y 軸で囲まれる図形の面積を T(p) とする。このとき極限 lim_{p→∞} pT(p)/S(p) を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

微分で接線・法線の傾きを出し、y軸から接点までの曲線と直線の差を定積分して面積を求める。最後にp2p^2で正規化して極限を計算する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)ℓ: y=ep(x−p+1),n: y=ep−e−p(x−p).(1)\quad \ell:\space{}y=e^p(x-p+1),\qquad n:\space{}y=e^p-e^{-p}(x-p).
    (2)lim⁡p→∞pT(p)S(p)=2.\displaystyle (2)\quad \lim\limits _{p\to\infty}\frac{pT(p)}{S(p)}=2.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) y=exy=e^x の導関数は y′=exy'=e^x なので、P(p,ep)P(p,e^p) での接線の傾きは epe^p である。したがって ℓ: y−ep=ep(x−p),y=ep(x−p+1).\ell:\ y-e^p=e^p(x-p),\qquad y=e^p(x-p+1). 法線の傾きは −e−p-e^{-p} であるから n: y−ep=−e−p(x−p),y=ep−e−p(x−p).n:\ y-e^p=-e^{-p}(x-p),\qquad y=e^p-e^{-p}(x-p).

(2) p>0p>0 とする。exe^x は下に凸((ex)′′=ex>0(e^x)''=e^x>0)であり、0≦x≦p0\le x\le p の範囲で曲線は接線 ℓ\ell より上にある。よって S(p)=∫0p{ex−ep(x−p+1)} dx =ep−1−ep(p−p22)=ep(1−p+p22)−1.\displaystyle \begin{aligned} S(p) &=\int_0^p\{e^x-e^p(x-p+1)\}\,dx\ &=e^p-1-e^p\left(p-\frac{p^2}{2}\right) =e^p\left(1-p+\frac{p^2}{2}\right)-1. \end{aligned} また、n(x)−exn(x)-e^x は x=px=p で 00、その導関数は −e−p−ex<0-e^{-p}-e^x<0 なので、0≦x<p0\le x<p では法線が曲線より上にある。したがって T(p)=∫0p{ep−e−p(x−p)−ex} dx =pep+p22e−p−(ep−1)=(p−1)ep+1+p22e−p.\displaystyle \begin{aligned} T(p) &=\int_0^p\{e^p-e^{-p}(x-p)-e^x\}\,dx\ &=p e^p+\frac{p^2}{2}e^{-p}-(e^p-1) =(p-1)e^p+1+\frac{p^2}{2}e^{-p}. \end{aligned} ゆえに pT(p)S(p)=p((p−1)+p22e−2p+e−p)1−p+p22−e−p.\displaystyle \frac{pT(p)}{S(p)} =\frac{p\left((p-1)+\frac{p^2}{2}e^{-2p}+e^{-p}\right)} {1-p+\frac{p^2}{2}-e^{-p}}. 分子・分母をそれぞれ p2p^2 で割ると、分子は p−1p+p2e−2p+e−pp→1\displaystyle \frac{p-1}{p}+\frac p2e^{-2p}+\frac{e^{-p}}p\to1、分母は 12−1p+1p2−e−pp2→12\displaystyle \frac12-\frac1p+\frac1{p^2}-\frac{e^{-p}}{p^2}\to\frac12 である。したがって lim⁡p→∞pT(p)S(p)=2.\displaystyle \boxed{\displaystyle\lim\limits _{p\to\infty}\frac{pT(p)}{S(p)}=2}.

この問題で使う考え方

  • 指数・対数関数の微分
  • 曲線の接線
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 曲線で囲まれた面積
  • 関数の極限

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。