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秋田大学/2018年度

秋田大学 2018年 数学 第6問解答・解説

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1問題

秋田大学2018年度第6問

関数 f(x)=x1+x2\displaystyle f(x)=\frac{x}{1+x^{2}} について,次の問いに答えよ。

(i) f(x)f(x) の極値と, そのときの x の値を求めよ。

(ii) y=f(x)y = f(x) のグラフの各点における接線を考える。点 (a,f(a))(a, f(a)) における接線に対して,これと平行な接線が他に3本存在するように,定数 a の値の範囲を定めよ。ただし, y=f(x)y = f(x) のグラフのどの接線も,2つ以上の接点をもたないことがわかっている。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

導関数の符号で極値を決め、導関数のグラフから平行接線の本数を数える。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (i)f(−1)=−12 (x=−1)\displaystyle (i)\quad f(-1)=-\frac12\space{}(x=-1) が極小値,f(1)=12 (x=1)\displaystyle ,\qquad f(1)=\frac12\space{}(x=1) が極大値.
    (ii)a∈(−∞,−3)∪(−3,−1)∪(1,3)∪(3,∞).(ii)\quad a\in(-\infty,-\sqrt3)\cup(-\sqrt3,-1)\cup(1,\sqrt3)\cup(\sqrt3,\infty).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(i) 商の微分により f′(x)=(1+x2)−2x2(1+x2)2=1−x2(1+x2)2.\displaystyle f'(x)=\frac{(1+x^2)-2x^2}{(1+x^2)^2}=\frac{1-x^2}{(1+x^2)^2}. 分母は常に正なので、f′(x)f'(x) の符号は 1−x21-x^2 の符号と一致する。従って x<−1x<-1 で減少、−1<x<1-1<x<1 で増加、x>1x>1 で減少する。また f(−1)=−12,f(1)=12.\displaystyle f(-1)=-\frac12,\qquad f(1)=\frac12. よって極小値は −1/2-1/2(x=−1x=-1)、極大値は 1/21/2(x=1x=1)である。

(ii) 点のx座標を xx とすると、接線の傾きは g(x)=f′(x)g(x)=f'(x) である。まず g′(x)=f′′(x)=2x(x2−3)(1+x2)3.\displaystyle g'(x)=f''(x)=\frac{2x(x^2-3)}{(1+x^2)^3}. 従って gg は x<−3x<-\sqrt3 で減少し、−3<x<0-\sqrt3<x<0 で増加し、0<x<30<x<\sqrt3 で減少し、x>3x>\sqrt3 で増加する。さらに lim⁡x→±∞g(x)=0−,g(−3)=g(3)=−18,g(0)=1.\displaystyle \lim\limits _{x\to\pm\infty}g(x)=0^- ,\qquad g(-\sqrt3)=g(\sqrt3)=-\frac18,\qquad g(0)=1. したがって、水平線 y=my=m がグラフ y=g(x)y=g(x) と異なる4点で交わるのは、かつそのときに限り −1/8<m<0-1/8<m<0 である。問題文の条件により異なる接点は異なる接線を与えるので、求める条件は −18<f′(a)<0.\displaystyle -\frac18<f'(a)<0. ここで f′(a)<0 の必要十分条件は a2>1,f′(a)+18=(a2−3)28(1+a2)2,\displaystyle f'(a)<0\text{ の必要十分条件は }a^2>1, \qquad f'(a)+\frac18=\frac{(a^2-3)^2}{8(1+a^2)^2}, より f′(a)>−1/8f'(a)>-1/8 の必要十分条件は a2≠3a^2\ne3。ゆえに a<−3 または −3<a<−1 または 1<a<3 または a>3.\boxed{a<-\sqrt3\text{ または }-\sqrt3<a<-1\text{ または }1<a<\sqrt3\text{ または }a>\sqrt3}.

この問題で使う考え方

  • 商の微分
  • 分数関数の性質
  • 二次方程式の判別式
  • 解と係数の関係
  • 第二次導関数
  • 曲線の接線

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