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獨協医科大学/2021年度/1日目

獨協医科大学 2021年 1日目 数学 第1問解答・解説

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1問題

獨協医科大学2021年度第1問

次の問いに答えなさい。

(1) 箱の中に1が書かれたカードが3枚,2が書かれたカードが2枚,3が書かれたカードが1枚の計6枚のカードが入っている。この箱の中から無作為に1枚のカードを取り出し,カードに書かれている数字を記録し,取り出したカードを箱に戻す。これを1回の試行とし,この試行を6回繰り返す。記録された数字の合計を SS とする。 S=7 となる確率は アイウ であり,S=9 となる確率は エオカキク である。\displaystyle S=7\text{ となる確率は }\frac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イウ}}}\text{ であり,}\quad S=9\text{ となる確率は }\frac{\boxed{\text{エオ}}}{\boxed{\text{カキク}}}\text{ である。} 1が書かれたカードを4回以上連続して取り出す確率は ケコ\displaystyle \frac{\boxed{\text{ケ}}}{\boxed{\text{コ}}} である。

また,1が書かれたカードを4回以上連続して取り出すという条件のもとで,SS が偶数である条件付き確率は サシ\displaystyle \frac{\boxed{\text{サ}}}{\boxed{\text{シ}}} である。

(2) 2以上の整数 nn に対して,数の右下に (n)(n) を付けることで nn 進数を表すことにする。右下にこの記号が付いていない数は10進数を表す。

6進法の小数 0.24(6)0.24_{(6)} を10進法の分数で表すと 0.24(6)=スセ\displaystyle 0.24_{(6)}=\frac{\boxed{\text{ス}}}{\boxed{\text{セ}}} である。

また,ある正の数を aa 進法で表すと 0.2(a)0.2_{(a)},bb 進法で表すと 0.12(b)0.12_{(b)} となった。このとき ソa=b+タbチ\displaystyle \frac{\boxed{\text{ソ}}}{a}=\frac{b+\boxed{\text{タ}}}{b\boxed{\text{チ}}} が成り立つ。ここで b+タ=cb+\boxed{\text{タ}}=c とおいて上式を aa と cc で表すと c(ツテc+ト+a)=ナc\left(\boxed{\text{ツテ}}c+\boxed{\text{ト}}+a\right)=\boxed{\text{ナ}} が得られる。これより c=ニc=\boxed{\text{ニ}} となり,a=ヌa=\boxed{\text{ヌ}},b=ネb=\boxed{\text{ネ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

確率は数字の構成・連続区間の重なりで場合分けし、進法は位取り表記を10進分数に直して整数条件を使った。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)P(S=7)=116,P(S=9)=85432,P(R)=18,P(S 偶数∣R)=12;(2)0.24(6)=49,2a=b+2b2,c(−2c+8+a)=8,(c,a,b)=(8,9,6).\displaystyle \begin{aligned} \text{(1)}\quad &P(S=7)=\frac1{16},\quad P(S=9)=\frac{85}{432},\quad P(R)=\frac18,\\ &P(S\text{ 偶数}\mid R)=\frac12;\\ \text{(2)}\quad &0.24_{(6)}=\frac49,\quad \frac2a=\frac{b+2}{b^2},\quad c(-2c+8+a)=8,\\ &(c,a,b)=(8,9,6). \end{aligned}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 各回の出目を独立とし、P(1)=12, P(2)=13, P(3)=16\displaystyle P(1)=\frac12,\ P(2)=\frac13,\ P(3)=\frac16 とする。6回すべてが1なら和は6であり、和が7となるには1回だけ2が出ればよい。したがって P(S=7)=(61)13(12)5=116.\displaystyle P(S=7)=\binom61\frac13\left(\frac12\right)^5=\frac1{16}. 和を9にするには、各出目から1を引いた増分の和が3となる。これは「2が3回」または「3が1回、2が1回」の場合であるから、 P(S=9)=(63)(13)3(12)3+6!4!1613(12)4=554+548=85432.\displaystyle P(S=9)=\binom63\left(\frac13\right)^3\left(\frac12\right)^3+\frac{6!}{4!}\frac16\frac13\left(\frac12\right)^4=\frac5{54}+\frac5{48}=\frac{85}{432}. 1が4回以上続く事象を、1〜4回目、2〜5回目、3〜6回目がすべて1となる事象A1,A2,A3A_1,A_2,A_3の和事象RRとする。各P(Ai)=1/16P(A_i)=1/16、隣接する二事象の共通部分はそれぞれ1/321/32、P(A1∩A3)=P(A1∩A2∩A3)=1/64P(A_1\cap A_3)=P(A_1\cap A_2\cap A_3)=1/64 だから、包除原理により P(R)=316−(132+132+164)+164=18.\displaystyle P(R)=\frac3{16}-\left(\frac1{32}+\frac1{32}+\frac1{64}\right)+\frac1{64}=\frac18. RRのもとでは1でない出目は高々2個である。0個なら全て1で、和は偶数となる確率は1/641/64。1個の場合、4連続を保てる位置は1,2,5,6回目であり、和が偶数となる出目は3なので確率は4⋅16(12)5=1/48\displaystyle 4\cdot\frac16(\frac12)^5=1/48。2個の場合、その位置の組は{1,2},{1,6},{5,6}\{1,2\},\{1,6\},\{5,6\}である。和が偶数となるのは両方が2または両方が3のときだから、その確率は 3{(13)2+(16)2}(12)4=5192.\displaystyle 3\left\{\left(\frac13\right)^2+\left(\frac16\right)^2\right\}\left(\frac12\right)^4=\frac5{192}. よってP(S 偶数,R)=1/64+1/48+5/192=1/16P(S\text{ 偶数},R)=1/64+1/48+5/192=1/16、したがってP(S 偶数∣R)=(1/16)/(1/8)=1/2P(S\text{ 偶数}\mid R)=(1/16)/(1/8)=1/2である。

(2) 6進小数を位取りで表すと 0.24(6)=26+462=49.\displaystyle 0.24_{(6)}=\frac26+\frac4{6^2}=\frac49. 同じ正の数について、0.2(a)=2/a0.2_{(a)}=2/a、0.12(b)=1/b+2/b2=(b+2)/b20.12_{(b)}=1/b+2/b^2=(b+2)/b^2 だから2/a=(b+2)/b22/a=(b+2)/b^2。c=b+2c=b+2 とおけば 2(c−2)2=acすなわちc(−2c+8+a)=8.2(c-2)^2=ac\quad\text{すなわち}\quad c(-2c+8+a)=8. b≧3b\ge3 よりc≧5c\ge5。またa=2c−8+8/ca=2c-8+8/c が整数なので8/c8/c は整数、すなわちcc は8の正の約数である。c≧5c\ge5 と合わせてc=8c=8、ゆえにa=9, b=6a=9,\ b=6。元の等式は2/9=8/362/9=8/36となり、値も一致する。

この問題で使う考え方

  • 独立な試行
  • 組合せ
  • 確率の基本法則
  • 条件付き確率
  • 二進法・位取り記数法
  • 約数・倍数

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