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愛媛大学/2012年度/前期

愛媛大学 2012年 数学 第8問解答・解説

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1問題

愛媛大学2012年度第8問

(理学部・工学部(環境建設工学科社会デザインコースを除く)・医学部)   実数 aa は a>ea>e を満たすとし,曲線 y=log⁡xy=\log x 上の点 A(a,log⁡a)A(a,\log a) における接線を ℓ\ell とする。   (1) ℓ\ell と yy 軸との交点を BB とし,ℓ\ell と xx 軸との交点を CC とする。BB と CC の座標を求めよ。   (2) ℓ\ell と xx 軸,yy 軸で囲まれた部分の面積を S1(a)S_{1}(a) とし,曲線 y=log⁡xy=\log x と xx 軸および直線 x=ax=a で囲まれた部分の面積を S2(a)S_{2}(a) とする。S1(a)S_{1}(a) と S2(a)S_{2}(a) を求めよ。   (3) T(a)=S2(a)−S1(a)T(a)=S_{2}(a)-S_{1}(a) とおく。e2≦a≦e3e^{2}\leq a\leq e^{3} における T(a)T(a) の最大値と最小値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

接線の切片から三角形の面積を出し、対数関数の下の面積は部分積分で求める。最後に t=log a と置換して T の導関数を調べ、区間内の臨界点と両端を比較する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) B=(0,log⁡a−1), C=(a(1−log⁡a),0).\space{}B=(0,\log a-1),\space{}C=(a(1-\log a),0).\quad (2) S1(a)=a(log⁡a−1)22,S2(a)=alog⁡a−a+1.\displaystyle \space{}S_1(a)=\frac{a(\log a-1)^2}{2},\quad S_2(a)=a\log a-a+1.\quad (3) max⁡T=1+(2−1)e1+2 (a=e1+2),min⁡T=1 (a=e3).\displaystyle \space{}\max T=1+(\sqrt2-1)e^{1+\sqrt2}\space{}(a=e^{1+\sqrt2}),\quad \min T=1\space{}(a=e^3).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

選択注記:本問は印刷8番であり、理学部・工学部(環境建設工学科社会デザインコースを除く)の4〜8、医学部の4・6〜9の範囲に含まれる。 f(x)=log⁡xf(x)=\log x とおくと f′(x)=1x\displaystyle f^{\prime}(x)=\frac1x だから、x=ax=a における接線 ℓ\ell は y=log⁡a+x−aa=xa+log⁡a−1\displaystyle y=\log a+\frac{x-a}{a}=\frac xa+\log a-1 である。a>ea>e より log⁡a>1\log a>1 なので、ℓ\ell と yy 軸の交点は B=(0,log⁡a−1)B=(0,\log a-1) である。また y=0y=0 とおくと x=a(1−log⁡a)x=a(1-\log a) となり、C=(a(1−log⁡a),0)C=(a(1-\log a),0) である。 ℓ\ell と座標軸で囲まれる三角形の二つの直角辺の長さは log⁡a−1\log a-1 および a(log⁡a−1)a(\log a-1) である。したがって S1(a)=12a(log⁡a−1)2\displaystyle S_1(a)=\frac12a(\log a-1)^2 である。 log⁡x\log x は x=1x=1 で xx 軸と交わり、1≦x≦a1\le x\le a で非負であるから、部分積分により S2(a)=∫1alog⁡x dx=[xlog⁡x−x]1a=alog⁡a−a+1\displaystyle S_2(a)=\int_1^a\log x\,dx=[x\log x-x]_1^a=a\log a-a+1 となる。 (3) t=log⁡at=\log a とおくと 2≦t≦32\le t\le3 であり、T(a)=alog⁡a−a+1−12a(log⁡a−1)2=1+12et{1−(t−2)2}\displaystyle T(a)=a\log a-a+1-\frac12a(\log a-1)^2=1+\frac12e^t\{1-(t-2)^2\} である。これを tt で微分すると dTdt=12et{1−2(t−2)−(t−2)2}\displaystyle \frac{dT}{dt}=\frac12e^t\{1-2(t-2)-(t-2)^2\} となる。u=t−2u=t-2 とおけば 0≦u≦10\le u\le1 で、導関数の符号は 1−2u−u21-2u-u^2 の符号で決まる。この式は u=2−1u=\sqrt2-1 で0となり、0≦u<2−10\le u<\sqrt2-1 では正、2−1<u≦1\sqrt2-1<u\le1 では負である。よって t=1+2t=1+\sqrt2(すなわち a=e1+2a=e^{1+\sqrt2})で最大となり、1−(2−1)2=2(2−1)1-(\sqrt2-1)^2=2(\sqrt2-1) より最大値は 1+(2−1)e1+21+(\sqrt2-1)e^{1+\sqrt2} である。端点では T(e2)=1+e22\displaystyle T(e^2)=1+\frac{e^2}{2}、T(e3)=1T(e^3)=1 である。増減とこの端点値から最小値は 11(a=e3a=e^3)である。

この問題で使う考え方

  • 対数関数のグラフ・増減
  • 導関数と増減
  • 多項式の導関数
  • 指数・対数関数の微分
  • 不定積分・定積分の性質
  • 部分積分法
  • 積の微分
  • 曲線の接線

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