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福井大学/2013年度

福井大学 2013年 数学 第2問解答・解説

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1問題

福井大学2013年度第2問

数列 {a_n} が次の関係式を満たしている。 a_1 = -1, 5a_{n+1} - 4a_n = 1 (n = 1, 2, 3, ...) このとき,以下の問いに答えよ。ただし,必要であれば log_10 2 = 0.3010 として計算してよい。

(1) 数列 {a_n} の一般項を求めよ。

(2) S_n = ∑_{k=1}^{n} a_k とおくとき,S_n を n の式で表せ。

(3) S_n > 0 となる最小の n を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • an=1−2(45)n−1,Sn=n−10+10(45)n,min⁡{n∈N:Sn>0}=9.\displaystyle a_n=1-2\left(\frac45\right)^{n-1},\qquad S_n=n-10+10\left(\frac45\right)^n,\qquad \min\{n\in\mathbb N:S_n>0\}=9.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

漸化式を変形すると an+1−1=45(an−1)\displaystyle a_{n+1}-1=\frac45(a_n-1) である。初項 a1−1=−2a_1-1=-2 だから、数列 {an−1}\{a_n-1\} は初項 −2-2、公比 45\displaystyle \frac45 の等比数列となり、 an=1−2(45)n−1.\displaystyle a_n=1-2\left(\frac45\right)^{n-1}.

(2) 等比数列の和を用いると Sn=∑k=1n{1−2(45)k−1}=n−21−(4/5)n1−4/5=n−10+10(45)n.\displaystyle S_n=\sum\limits _{k=1}^n\left\{1-2\left(\frac45\right)^{k-1}\right\} =n-2\frac{1-(4/5)^n}{1-4/5} =n-10+10\left(\frac45\right)^n.

(3) 一般項から a1,a2,a3,a4<0a_1,a_2,a_3,a_4<0、a5>0a_5>0 であり、ana_n は nn とともに増加する。実際、 an+1−an=25(45)n−1>0.\displaystyle a_{n+1}-a_n=\frac25\left(\frac45\right)^{n-1}>0. また a5>0a_5>0 なので、以後も an>0a_n>0 である。従って SnS_n は n=1n=1 から 44 までは減少し、n≧4n\ge4 では増加する。よって 1≦n≦81\le n\le8 における最大値は S1S_1 または S8S_8 である。計算すると S1=−1<0,S8=−2+10(45)8=−2517878125<0,\displaystyle S_1=-1<0,\qquad S_8=-2+10\left(\frac45\right)^8=-\frac{25178}{78125}<0, だから Sn<0S_n<0 for 1≦n≦81\le n\le8。一方 S9=−1+10(45)9=133663390625>0.\displaystyle S_9=-1+10\left(\frac45\right)^9=\frac{133663}{390625}>0. 従って Sn>0S_n>0 となる最小の自然数は n=9n=9 である。

この問題で使う考え方

  • 漸化式
  • 等比数列の一般項と和
  • 総和記号と数列の和

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