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福井大学/2013年度

福井大学 2013年 数学 第4問解答・解説

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1問題

福井大学2013年度第4問

双曲線 C: x²/16 - y²/9 = 1 上に点 A(4/cos θ, 3 tan θ), B(4, 0) をとる。ただし,0 < θ < π/2 とする。A における C の接線と B における C の接線との交点を D とし,C の焦点のうち x 座標が正であるものを F とおく。このとき,以下の問いに答えよ。

(1) D の座標を求めよ。

(2) tan(θ/2) = m とおく。tan ∠DFB を m を用いて表せ。

(3) 直線 DF は ∠AFB を 2 等分することを証明せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  D=(4,3tan⁡θ2).\displaystyle (1)\;D=\left(4,3\tan\dfrac{\theta}{2}\right).
    (2)  tan⁡∠DFB=3m.(2)\;\tan\angle DFB=3m.
    (3) DF は ∠AFB\angle AFB の二等分線である。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

双曲線 C:x216−y29=1\displaystyle C:\dfrac{x^2}{16}-\dfrac{y^2}{9}=1 の焦点は (±5,0)(\pm5,0) であるから、F=(5,0)F=(5,0) である。

双曲線 x2a2−y2b2=1\displaystyle \dfrac{x^2}{a^2}-\dfrac{y^2}{b^2}=1 上の点 (x1,y1)(x_1,y_1) における接線は xx1a2−yy1b2=1\displaystyle \dfrac{xx_1}{a^2}-\dfrac{yy_1}{b^2}=1 である。したがって、B=(4,0)B=(4,0) における接線は x=4x=4、AA における接線は x4cos⁡θ−ytan⁡θ3=1\displaystyle \dfrac{x}{4\cos\theta}-\dfrac{y\tan\theta}{3}=1 となる。

(1) x=4x=4 を後者に代入すると 1cos⁡θ−ytan⁡θ3=1,y=31−cos⁡θsin⁡θ=3tan⁡θ2.\displaystyle \dfrac{1}{\cos\theta}-\dfrac{y\tan\theta}{3}=1, \qquad y=3\dfrac{1-\cos\theta}{\sin\theta}=3\tan\dfrac{\theta}{2}. よって D=(4,3tan⁡θ2).\displaystyle D=\left(4,3\tan\dfrac{\theta}{2}\right).

(2) m=tan⁡θ2\displaystyle m=\tan\dfrac{\theta}{2} とおくと、FD→=(−1,3m)\overrightarrow{FD}=(-1,3m)、FB→=(−1,0)\overrightarrow{FB}=(-1,0) である。これらの内積は 1>01>0 なので ∠DFB\angle DFB は鋭角であり、二つの成分の積の差の絶対値は 3m3m である。したがって tan⁡∠DFB=3m1=3m.\displaystyle \tan\angle DFB=\dfrac{3m}{1}=3m.

(3) 0<θ<π2\displaystyle 0<\theta<\dfrac{\pi}{2} より 0<m<10<m<1 である。また cos⁡θ=1−m21+m2,tan⁡θ=2m1−m2\displaystyle \cos\theta=\dfrac{1-m^2}{1+m^2},\qquad \tan\theta=\dfrac{2m}{1-m^2} だから A=(4(1+m2)1−m2,6m1−m2),FA→=(9m2−11−m2,6m1−m2).\displaystyle A=\left(\dfrac{4(1+m^2)}{1-m^2},\dfrac{6m}{1-m^2}\right),\qquad \overrightarrow{FA}=\left(\dfrac{9m^2-1}{1-m^2},\dfrac{6m}{1-m^2}\right). α=∠AFB\alpha=\angle AFB、β=∠DFB\beta=\angle DFB とおく。0<α<π0<\alpha<\pi であり、FB→=(−1,0)\overrightarrow{FB}=(-1,0) である。また 1−m2>01-m^2>0 より ∣FA→∣=(9m2−1)2+36m21−m2=9m2+11−m2.\displaystyle |\overrightarrow{FA}|=\dfrac{\sqrt{(9m^2-1)^2+36m^2}}{1-m^2}=\dfrac{9m^2+1}{1-m^2}. したがって、FA→\overrightarrow{FA} と FB→\overrightarrow{FB} の内積および平面の二つの成分の積の差の絶対値をこの長さで割ると cos⁡α=1−9m21+9m2,sin⁡α=6m1+9m2.\displaystyle \cos\alpha=\dfrac{1-9m^2}{1+9m^2},\qquad \sin\alpha=\dfrac{6m}{1+9m^2}. 一方、(2)より tan⁡β=3m\tan\beta=3m、かつ 0<β<π2\displaystyle 0<\beta<\dfrac{\pi}{2} だから、倍角公式により cos⁡2β=1−9m21+9m2,sin⁡2β=6m1+9m2.\displaystyle \cos 2\beta=\dfrac{1-9m^2}{1+9m^2},\qquad \sin 2\beta=\dfrac{6m}{1+9m^2}. 0<α<π0<\alpha<\pi、0<2β<π0<2\beta<\pi で正弦と余弦がそれぞれ等しいため、α=2β\alpha=2\beta である。さらに、FB→\overrightarrow{FB} の方向角は π\pi、FD→=(−1,3m)\overrightarrow{FD}=(-1,3m) の方向角は π−β\pi-\beta、FA→\overrightarrow{FA} の方向角は π−α=π−2β\pi-\alpha=\pi-2\beta である。よって FD→\overrightarrow{FD} は FA→\overrightarrow{FA} と FB→\overrightarrow{FB} の間にあり、 ∠AFD=α−β=β=∠DFB.\angle AFD=\alpha-\beta=\beta=\angle DFB. したがって、直線 DFDF は ∠AFB\angle AFB を二等分する。

この問題で使う考え方

  • ベクトルの成分表示
  • ベクトルの内積
  • 双曲線
  • 二倍角の公式
  • 半角の公式
  • 直線の方程式
  • 三角比と相互関係

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