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福井大学/2020年度

福井大学 2020年 数学 第1問解答・解説

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1問題

福井大学2020年度第1問

数列 {a_n} を a_1=3, a_2=-4, a_{n+2}=a_{n+1}+a_n (n=1,2,3,...) で定め,数列 {b_n} を b_1=-5, b_2=12, b_{n+2}=√(b_{n+1}^2+b_n^2) (n=1,2,3,...) で定める。c_n=2a_n+3b_n^2, z_n=a_n+b_n i (n=1,2,3,...) とおく。ただし,i は虚数単位とする。このとき,以下の問いに答えよ。

(1) c_3, z_3 をそれぞれ求めよ。

(2) 複素数 w が (1-i)w+(1+i)wˉ\bar{w}=2 を満たすとき,|z_3-w| の最小値を求めよ。また,そのときの w を求めよ。ただし,wˉ\bar{w} は w の共役複素数とする。

(3) すべての正の整数 n に対して,cnc_n と c_{n+1} は互いに素な整数であることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    c3=505,z3=−1+13ic_3=505,z_3=−1+13i
  • (2)
    min⁡=112,w=−132+152i\displaystyle \min=\frac{11}{\sqrt2},\qquad w=-\frac{13}{2}+\frac{15}{2}i。
  • (3)
    全nでgcd(cn,cn+1)=1gcd(c_n,c_{n+1})=1

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答 a3=−1a_3=-1,b3=122+(−5)2=13b_3=\sqrt{12^2+(-5)^2}=13。従って c3=−2+3⋅169=505c_3=-2+3\cdot169=505,z3=−1+13iz_3=-1+13i。

w=x+iyw=x+iy とおくと (1−i)w+(1+i)wˉ=2(x+y)(1-i)w+(1+i)\bar w=2(x+y) なので条件は直線 x+y=1x+y=1。点 z3=(−1,13)z_3=(-1,13) とこの直線の距離は ∣−1+13−1∣/2=11/2|{-1}+13-1|/\sqrt2=11/\sqrt2。垂線の足は (−1,13)−112(1,1)=(−132,152),\displaystyle (-1,13)-\frac{11}{2}(1,1)=\left(-\frac{13}{2},\frac{15}{2}\right), ゆえに最小値は 11/211/\sqrt2,そのとき w=−13/2+(15/2)iw=-13/2+(15/2)i。

Bn=bn2B_n=b_n^2 とおくと Bn+2=Bn+1+BnB_{n+2}=B_{n+1}+B_n で,B1,B2B_1,B_2 は整数だから全て整数。ana_n も整数なので cnc_n は整数であり,同じ漸化式から cn+2=cn+1+cnc_{n+2}=c_{n+1}+c_n。初項は c1=81,c2=424c_1=81,c_2=424,その最大公約数は1。さらに gcd⁡(cn+1,cn+2)=gcd⁡(cn+1,cn+2−cn+1)=gcd⁡(cn+1,cn),\gcd(c_{n+1},c_{n+2})=\gcd(c_{n+1},c_{n+2}-c_{n+1})=\gcd(c_{n+1},c_n), よって隣接項の最大公約数は不変で,常に1。

この問題で使う考え方

  • 漸化式
  • 点と直線の距離
  • 最大公約数の不変性

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