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福井大学/2020年度

福井大学 2020年 数学 第2問解答・解説

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1問題

福井大学2020年度第2問

2, 3, 4, 5, 6 の番号を1つずつ書いた5枚のカードがある。このカードの中から無作為に1枚を取り出し,カードの番号を記録してもとに戻す。この試行を4回繰り返し,k回目 (k=1,2,3,4) に取り出したカードの番号を n_k とおく。n_1,n_2,n_3,n_4 の積 n_1 n_2 n_3 n_4 を m とおくとき,以下の問いに答えよ。

(1) m が奇数である確率を求めよ。

(2) m が6の倍数である確率を求めよ。

(3) m が30の倍数である確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 16625\displaystyle \frac{16}{625}。 (2) 529625\displaystyle \frac{529}{625}。 (3) 58125\displaystyle \frac{58}{125}。
  • (1)  16625,\displaystyle \;\frac{16}{625},\qquad (2)  529625,\displaystyle \;\frac{529}{625},\qquad (3)  58125\displaystyle \;\frac{58}{125}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

各試行は独立であり、各回に5枚のうち1枚を等確率で引く。4回の順序付き結果は 54=6255^4=625 通りで、すべて同様に確からしい。

(1) mm が奇数になるのは、4回とも奇数のカード 3,53,5 を引く場合である。したがって P(m が奇数)=2454=16625.\displaystyle P(m\text{ が奇数})=\frac{2^4}{5^4}=\frac{16}{625}.

(2) 6∣m6\mid m には、積に因数 22 と 33 の両方が必要である。因数 22 を含まない列は 3,53,5 だけからなり 242^4 通り、因数 33 を含まない列は 2,4,52,4,5 だけからなり 343^4 通りである。両方を含まない列は 55 を4回引く1通りだから、包除原理により P(6∣m)=625−(24+34−1)625=529625.\displaystyle P(6\mid m)=\frac{625-(2^4+3^4-1)}{625}=\frac{529}{625}.

(3) 30∣m30\mid m には因数 2,3,52,3,5 がすべて必要である。これらのうち少なくとも一つを欠く列を数える。因数 2,3,52,3,5 をそれぞれ欠く列数は 24,34,442^4,3^4,4^4 である。二種類を同時に欠く列数は、因数 2,32,3 を欠く場合が1通り、因数 2,52,5 を欠く場合が1通り、因数 3,53,5 を欠く場合が 242^4 通りであり、三種類すべてを欠く列はない。したがって、条件を満たす列数は 625−{24+34+44−(1+1+24)}=290.625-\{2^4+3^4+4^4-(1+1+2^4)\}=290. よって P(30∣m)=290625=58125.\displaystyle P(30\mid m)=\frac{290}{625}=\frac{58}{125}.

この問題で使う考え方

  • 積の法則
  • 確率の基本法則
  • 余事象
  • 独立な試行
  • 約数・倍数

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