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岐阜大学/2018年度

岐阜大学 2018年 数学 第5問解答・解説

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1問題

岐阜大学2018年度第5問

以下の問に答えよ。

(1) 次の定積分を求めよ。∫₀¹ [log(x + 1)/(x + 1)] dx

(2) 次の定積分を求めよ。∫₀¹ [log(x + 1)/(x + 1)²] dx

(3) 正の実数 x, h に対して、次の不等式が成り立つことを示せ。1/x − h/x² < [log(x + h) − log x]/h < 1/x

(4) 次の極限値を求めよ。lim⁡n→∞\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}∑k=1n\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n} (log((k + n + 1)/(k + n))) log((k + n)/n) (配点比率 20 %)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) ∫01log⁡(1+x)1+x dx=[{log⁡(1+x)}22]01=(log⁡2)22.\displaystyle \int_0^1\frac{\log(1+x)}{1+x}\,dx=\left[\frac{\{\log(1+x)\}^2}{2}\right]_0^1=\boxed{\frac{(\log2)^2}{2}}. (2) 部分積分により ∫01log⁡(1+x)(1+x)2 dx=[−log⁡(1+x)1+x]01+∫01dx(1+x)2=1−log⁡22.\displaystyle \begin{aligned} \int_0^1\frac{\log(1+x)}{(1+x)^2}\,dx &=\left[-\frac{\log(1+x)}{1+x}\right]_0^1+\int_0^1\frac{dx}{(1+x)^2}\\ &=\boxed{\frac{1-\log2}{2}}. \end{aligned} (3) x,h>0x,h>0より、0<u<h0<u<hで1/(x+h)<1/(x+u)<1/x1/(x+h)<1/(x+u)<1/xである。積分すると 1x+h<log⁡(x+h)−log⁡xh<1x.\displaystyle \frac1{x+h}<\frac{\log(x+h)-\log x}{h}<\frac1x. しかも1x+h−(1x−hx2)=h2x2(x+h)>0\displaystyle \frac1{x+h}-(\frac1x-\frac h{x^2})=\frac{h^2}{x^2(x+h)}>0なので、求める厳密不等式が従う。 (4) xk=1+k/nx_k=1+k/n、h=1/nh=1/nとし、求める和をTnT_nとおく。(3)に正数hlog⁡xkh\log x_kを掛けて足すと 0<1n∑k=1nlog⁡xkxk−Tn<1n2∑k=1nlog⁡xkxk2≦log⁡2n.\displaystyle 0<\frac1n\sum\limits _{k=1}^n\frac{\log x_k}{x_k}-T_n <\frac1{n^2}\sum\limits _{k=1}^n\frac{\log x_k}{x_k^2}\le\frac{\log2}{n}. 右端は0に収束し、中央の比較対象は区分求積法により(1)の積分に収束する。よって lim⁡n→∞Tn=(log⁡2)22.\displaystyle \boxed{\lim\limits _{n\to\infty}T_n=\frac{(\log2)^2}{2}}.

この問題で使う考え方

  • 部分積分
  • 積分による不等式
  • 区分求積法
  • はさみうち

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