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岐阜大学/2021年度

岐阜大学 2021年 数学 第1問解答・解説

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1問題

岐阜大学2021年度第1問

空間の4点 O(0, 0, 0), A(1, 1, 0), B(1, 0, 1), C(1, 1, 1) を頂点とする四面体 OABC の体積を V とする。辺 BC の中点を M, 辺 AB を t: (1 − t) に内分する点を P, 辺 AC を u: (1 − u) に内分する点を Q, 四面体 OMPQ の体積を V′ とする。a⃗=OA→,b⃗=OB→,c⃗=OC→\vec{a} = \overrightarrow{OA}, \vec{b} = \overrightarrow{OB}, \vec{c} = \overrightarrow{OC} とする。以下の問に答えよ。

(1) 内積 a⃗⋅b⃗,b⃗⋅c⃗,c⃗⋅a⃗\vec{a} \cdot \vec{b}, \vec{b} \cdot \vec{c}, \vec{c} \cdot \vec{a} を求めよ。

(2) △APQ, △BPM, △CQM の面積を, それぞれ t, u を用いて表せ。

(3) V′/VV′/V を t, u を用いて表せ。

(4) PQ→⊥OM→\overrightarrow{PQ} \perp \overrightarrow{OM} であるとき, t を u を用いて表せ。

(5) PQ→⊥OM→\overrightarrow{PQ} \perp \overrightarrow{OM} であるように点 P, Q がそれぞれ辺 AB, AC 上を動くとき, V′/VV′/V の最大値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • a⃗⋅b⃗=1, b⃗⋅c⃗=2, c⃗⋅a⃗=2;[APQ]=tu/2, [BPM]=(1−t)/4, [CQM]=(1−u)/4;V′/V=(t+u−2tu)/2;t=2u;max⁡V′/V=9/32.\displaystyle \vec a\cdot\vec b=1,\space{}\vec b\cdot\vec c=2,\space{}\vec c\cdot\vec a=2;\quad [APQ]=tu/2,\space{}[BPM]=(1-t)/4,\space{}[CQM]=(1-u)/4;\quad V\prime/V=(t+u-2tu)/2;\quad t=2u;\quad \max V\prime/V=9/32.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

座標は A=(1,1,0),B=(1,0,1),C=(1,1,1)A=(1,1,0),B=(1,0,1),C=(1,1,1) である。

(1) a⃗=(1,1,0),b⃗=(1,0,1),c⃗=(1,1,1)\vec a=(1,1,0),\vec b=(1,0,1),\vec c=(1,1,1) より a⃗⋅b⃗=1,b⃗⋅c⃗=2,c⃗⋅a⃗=2.\boxed{\vec a\cdot\vec b=1,\quad\vec b\cdot\vec c=2,\quad\vec c\cdot\vec a=2}.

(2) 面ABCは平面 x=1x=1 上にあり、CACA と CBCB は直交し長さはともに1 なので [ABC]=1/2[ABC]=1/2。P,Qの内分表示から [APQ]=tu[ABC]=tu/2[APQ]=tu[ABC]=tu/2。またBを頂点とする三角形BPMは、辺BA上の比 BP/BA=1−tBP/BA=1-t、辺BC上の比 BM/BC=1/2BM/BC=1/2 により [BPM]=(1−t)[ABC]/2=(1−t)/4[BPM]=(1-t)[ABC]/2=(1-t)/4。同様に [CQM]=(1−u)/4[CQM]=(1-u)/4。

(3) 四面体OABCの底面をABCとすると高さはOから平面 x=1x=1 までの距離1。OMPQも同じ高さなので、体積比は底面積比 [MPQ]/[ABC][MPQ]/[ABC] に等しい。平面 x=1x=1 上の (y,z)(y,z) 座標では M=(1/2,1),P=(1−t,t),Q=(1,u).M=(1/2,1),\quad P=(1-t,t),\quad Q=(1,u). 座標面積公式から [MPQ]=12∣det⁡(1/2−tt−11/2u−1)∣=t+u−2tu4,\displaystyle [MPQ]=\frac12\left|\det\begin{pmatrix}1/2-t&t-1\\1/2&u-1\end{pmatrix}\right| =\frac{t+u-2tu}{4}, ここで t+u−2tu=t(1−u)+u(1−t)≧0t+u-2tu=t(1-u)+u(1-t)\ge0。従って V′V=t+u−2tu2.\displaystyle \boxed{\frac{V'}V=\frac{t+u-2tu}{2}}.

(4) OM→=(1,1/2,1)\overrightarrow{OM}=(1,1/2,1)、PQ→=(0,t,u−t)\overrightarrow{PQ}=(0,t,u-t) だから PQ→⋅OM→=u−t2.\displaystyle \overrightarrow{PQ}\cdot\overrightarrow{OM}=u-\frac t2. 直交条件より t=2u\boxed{t=2u}。

(5) 0≦t,u≦10\le t,u\le1 より 0≦u≦1/20\le u\le1/2。代入すると V′V=3u−4u22=−2(u−38)2+932.\displaystyle \frac{V'}V=\frac{3u-4u^2}{2} =-2\left(u-\frac38\right)^2+\frac9{32}. 最大値は u=3/8,t=3/4u=3/8,t=3/4 のときの 9/32\boxed{9/32}。

この問題で使う考え方

  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルの内積
  • ベクトルによる図形の考察
  • 空間図形の計量
  • 二次関数の最大・最小

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