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京都大学/2022年度

京都大学 2022年 数学 第4問解答・解説

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1問題

京都大学2022年度第4問配点 30点

四面体OABCが OA = 4、OB = AB = BC = 3、OC = AC = 2√3 を満たしているとする。Pを辺BC上の点とし、△OAPの重心をGとする。このとき、次の各問に答えよ。

(1) PG→\overrightarrow{PG} ⊥\perp OA→\overrightarrow{OA} を示せ。

(2) Pが辺BC上を動くとき、PGの最小値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

Bを原点とする空間ベクトルで長さ条件から必要な内積を求め、Pを辺BC上の媒介変数で表す。重心ベクトルとPGの長さの二乗を計算する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) PG→⊥OA→(1)\space{}\overrightarrow{PG}\perp\overrightarrow{OA}
    (2) min⁡PG=43(t=13)\displaystyle (2)\space{}\min PG=\frac{4}{3}\quad (t=\frac13)

4解答

解答を見る途中式つきの解答

点 BB を原点とし、BA→=u\overrightarrow{BA}=\mathbf u、BC→=v\overrightarrow{BC}=\mathbf v、BO→=w\overrightarrow{BO}=\mathbf w とおく。条件より ∣u∣=∣v∣=∣w∣=3|\mathbf u|=|\mathbf v|=|\mathbf w|=3 である。三角形の辺の長さから内積を求めると u⋅v=∣u∣2+∣v∣2−∣u−v∣22=9+9−(23)22=3,v⋅w=∣v∣2+∣w∣2−∣v−w∣22=9+9−(23)22=3,u⋅w=∣u∣2+∣w∣2−∣u−w∣22=9+9−422=1.\displaystyle \begin{aligned} \mathbf u\cdot\mathbf v&=\frac{|\mathbf u|^2+|\mathbf v|^2-|\mathbf u-\mathbf v|^2}{2} =\frac{9+9-(2\sqrt3)^2}{2}=3,\\ \mathbf v\cdot\mathbf w&=\frac{|\mathbf v|^2+|\mathbf w|^2-|\mathbf v-\mathbf w|^2}{2} =\frac{9+9-(2\sqrt3)^2}{2}=3,\\ \mathbf u\cdot\mathbf w&=\frac{|\mathbf u|^2+|\mathbf w|^2-|\mathbf u-\mathbf w|^2}{2} =\frac{9+9-4^2}{2}=1. \end{aligned} ここで ∣u−v∣=AC|\mathbf u-\mathbf v|=AC、∣v−w∣=OC|\mathbf v-\mathbf w|=OC、∣u−w∣=OA|\mathbf u-\mathbf w|=OA を用いた。

(1) PP は辺 BCBC 上にあるから、ある tt(0≦t≦10\le t\le1)を用いて BP→=tv\overrightarrow{BP}=t\mathbf v と表せる。三角形 OAPOAP の重心 GG について BG→=w+u+tv3,PG→=BG→−BP→=u+w−2tv3,OA→=u−w.\displaystyle \overrightarrow{BG}=\frac{\mathbf w+\mathbf u+t\mathbf v}{3},\qquad \overrightarrow{PG}=\overrightarrow{BG}-\overrightarrow{BP}=\frac{\mathbf u+\mathbf w-2t\mathbf v}{3}, \qquad \overrightarrow{OA}=\mathbf u-\mathbf w. したがって 3 PG→⋅OA→=(u+w−2tv)⋅(u−w)=∣u∣2−∣w∣2−2t(v⋅u−v⋅w)=9−9−2t(3−3)=0.\begin{aligned} 3\,\overrightarrow{PG}\cdot\overrightarrow{OA} &=(\mathbf u+\mathbf w-2t\mathbf v)\cdot(\mathbf u-\mathbf w)\\ &=|\mathbf u|^2-|\mathbf w|^2-2t(\mathbf v\cdot\mathbf u-\mathbf v\cdot\mathbf w)\\ &=9-9-2t(3-3)=0. \end{aligned} よって PG→⊥OA→\overrightarrow{PG}\perp\overrightarrow{OA}。

(2) 同じ内積を用いて長さの2乗を計算すると 9PG2=∣u+w−2tv∣2=∣u∣2+∣w∣2+2u⋅w−4t(u⋅v+w⋅v)+4t2∣v∣2=20−24t+36t2=16+36(t−13)2.\displaystyle \begin{aligned} 9PG^2&=|\mathbf u+\mathbf w-2t\mathbf v|^2\\ &=|\mathbf u|^2+|\mathbf w|^2+2\mathbf u\cdot\mathbf w -4t(\mathbf u\cdot\mathbf v+\mathbf w\cdot\mathbf v)+4t^2|\mathbf v|^2\\ &=20-24t+36t^2=16+36\left(t-\frac13\right)^2. \end{aligned} 0≦t≦10\le t\le1 の範囲に t=1/3t=1/3 が含まれるため、最小値はそこで実現する。したがって PGmin⁡2=169,PGmin⁡=43.\displaystyle PG^2_{\min}=\frac{16}{9},\qquad PG_{\min}=\frac43.

この問題で使う考え方

  • ベクトルの内積
  • 位置ベクトル
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察
  • 二次関数の最大・最小

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