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岐阜大学/2021年度

岐阜大学 2021年 数学 第4問解答・解説

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1問題

岐阜大学2021年度第4問

r > 0 とする。関数 f(x)=sin⁡2x(0≦x≦π2)\displaystyle f(x) = \sin 2x \quad (0 ≤ x ≤ \frac{\pi}{2}) g(x)=rcos⁡x(0≦x≦π2)\displaystyle g(x) = r \cos x \quad (0 ≤ x ≤ \frac{\pi}{2}) を考える。また, 曲線 y=f(x)y = f(x) と x 軸で囲まれる部分の面積を S で表す。以下の問に答えよ。

(1) 面積 S を求めよ。

(2) 曲線 y=f(x)y = f(x) と y=g(x)y = g(x) が, 0<x<π2\displaystyle 0 < x < \frac{\pi}{2} における, ただひとつの共有点 P をもつような r の値の範囲を求める。また, 共有点 P の x 座標を t として, r を t を用いて表せ。

(3) r が(2)で定めた範囲内の値をとるとし, 曲線 y=f(x)y = f(x) と y=g(x)y = g(x) で囲まれる部分の面積を T で表す。T を r を用いて表せ。

(4) r が(2)で定めた範囲内の値をとるとし, T を(3)で定めた面積とする。ST=4\displaystyle \frac{S}{T} = 4 のとき, r の値を求めよ。また, そのときの(2)の共有点 P の座標を求めよ。

(5) r を(4)で定めた値とする。曲線 y=f(x)y = f(x) と y=g(x)y = g(x) で囲まれる部分が x 軸の周りに 1 回転してできる回転体の体積 V を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) S=1;(1)\space{}S=1;
    (2) 0<r<2, r=2sin⁡t;(2)\space{}0<r<2,\space{}r=2\sin t;
    (3) T=(1−r2)2;\displaystyle (3)\space{}T=(1-\frac r2)^2;
    (4) r=1, P=(π6,32);\displaystyle (4)\space{}r=1,\space{}P=(\frac\pi6,\frac{\sqrt3}2);
    (5) V=33π16.\displaystyle (5)\space{}V=\frac{3\sqrt3\pi}{16}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) SS は S=∫0π/2sin⁡2x dx=[−12cos⁡2x]0π/2=1.\displaystyle S=\int_0^{\pi/2}\sin 2x\,dx=\left[-\frac12\cos2x\right]_0^{\pi/2}=1.

(2) 0<x<π/20<x<\pi/2 では cos⁡x>0\cos x>0 だから、共有点の条件 sin⁡2x=rcos⁡x\sin2x=r\cos x は r=2sin⁡xr=2\sin x と同値である。2sin⁡x2\sin x はこの区間で増加し、値域は 0<2sin⁡x<20<2\sin x<2 なので共有点がただ1つ存在するための範囲は 0<r<20<r<2。その xx 座標を tt とすると r=2sin⁡tr=2\sin t。

(3) x=tx=t から π/2\pi/2 では f(x)≧g(x)f(x)\ge g(x) であり、両端で交わる。よって T=∫tπ/2(sin⁡2x−rcos⁡x) dx=12+12cos⁡2t−r(1−sin⁡t).\displaystyle T=\int_t^{\pi/2}(\sin2x-r\cos x)\,dx =\frac12+\frac12\cos2t-r(1-\sin t). r=2sin⁡tr=2\sin t と 12+12cos⁡2t=cos⁡2t\displaystyle \frac12+\frac12\cos2t=\cos^2t を用いると T=cos⁡2t−2sin⁡t(1−sin⁡t)=(1−sin⁡t)2=(1−r2)2.\displaystyle T=\cos^2t-2\sin t(1-\sin t)=(1-\sin t)^2=(1-\frac r2)^2.

(4) S/T=4S/T=4 と S=1S=1 から T=1/4T=1/4。範囲 0<r<20<r<2 なので 1−r/2>01-r/2>0、従って 1−r/2=1/21-r/2=1/2、r=1r=1。このとき 2sin⁡t=12\sin t=1 より t=π/6t=\pi/6、また y=sin⁡2t=3/2y=\sin2t=\sqrt3/2。従って P=(π/6,3/2)P=(\pi/6,\sqrt3/2)。

(5) r=1r=1 では回転させる部分の範囲 π/6≦x≦π/2\pi/6\le x\le\pi/2 で f≧g≧0f\ge g\ge0。x軸回りの断面は外半径 f(x)f(x)、内半径 g(x)g(x) の円環だから V=π∫π/6π/2(sin⁡22x−cos⁡2x)dx=π[−18sin⁡4x−14sin⁡2x]π/6π/2=33π16.\displaystyle \begin{aligned} V&=\pi\int_{\pi/6}^{\pi/2}\left(\sin^22x-\cos^2x\right)dx\\ &=\pi\left[-\frac18\sin4x-\frac14\sin2x\right]_{\pi/6}^{\pi/2} =\boxed{\frac{3\sqrt3\pi}{16}}. \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 二倍角公式による因数分解
  • 三角関数の単調性
  • 曲線間の面積の定積分
  • 回転体の円環断面積

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