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東邦大学/2021年度/一般

東邦大学 2021年 数学 第8問解答・解説

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1問題

東邦大学2021年度第8問

OO を原点とする xyxy 平面において,半直線 ycos⁡θ=xsin⁡θ(x≧0, y≧0, 0≦θ≦π2)\displaystyle y\cos\theta=x\sin\theta\quad(x\geq0,\ y\geq0,\ 0\leq\theta\leq\frac{\pi}{2}) と曲線 x2+4xy+5y2=1x^{2}+4xy+5y^{2}=1 との交点を AθA_\theta とする。0≦θ≦π2\displaystyle 0\leq\theta\leq\frac{\pi}{2} のとき,θ\theta の関数 f(θ)=1OAθ2\displaystyle f(\theta)=\frac{1}{\mathrm{OA}_\theta^{2}} のとり得る値の範囲は キ≦f(θ)≦ク+ケコ\boxed{\text{キ}}\leq f(\theta)\leq\boxed{\text{ク}}+\boxed{\text{ケ}}\sqrt{\boxed{\text{コ}}} である。また,θk=k2nπ(k=1,2,…,n)\displaystyle \theta_k=\frac{k}{2n}\pi\quad(k=1,2,\ldots,n) とすると, lim⁡n→∞1n∑k=1nf(θk)=サ+シπ\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{1}{n}\sum\limits _{k=1}^{n}f(\theta_k)=\boxed{\text{サ}}+\frac{\boxed{\text{シ}}}{\pi} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

原点からの距離を極座標の動径として曲線式から逆二乗を計算する。二倍角と三角関数の合成で範囲を決める。極限の和は右端リーマン和とみなし、対応する定積分を評価する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 1≦f(θ)≦3+22,lim⁡n→∞1n∑k=1nf(θk)=3+4π.\displaystyle 1\le f(\theta)\le3+2\sqrt2,\qquad \lim\limits _{n\to\infty}\frac1n\sum\limits _{k=1}^{n}f(\theta_k)=3+\frac4\pi.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

半直線は原点から角 θ\theta 方向に伸びるので、Aθ=(rcos⁡θ,rsin⁡θ)A_\theta=(r\cos\theta,r\sin\theta) とおくと r=OAθr=\mathrm{OA}_\theta である。曲線の式に代入して r2(cos⁡2θ+4sin⁡θcos⁡θ+5sin⁡2θ)=1,r^2(\cos^2\theta+4\sin\theta\cos\theta+5\sin^2\theta)=1, 従って f(θ)=1r2=cos⁡2θ+4sin⁡θcos⁡θ+5sin⁡2θ=3−2cos⁡2θ+2sin⁡2θ.\displaystyle f(\theta)=\frac1{r^2}=\cos^2\theta+4\sin\theta\cos\theta+5\sin^2\theta =3-2\cos2\theta+2\sin2\theta. ϕ=2θ\phi=2\theta とすると 0≦ϕ≦π0\le\phi\le\pi であり、 sin⁡ϕ−cos⁡ϕ=2sin⁡(ϕ−π4),−π4≦ϕ−π4≦3π4.\displaystyle \sin\phi-\cos\phi=\sqrt2\sin\left(\phi-\frac\pi4\right),\qquad -\frac\pi4\le\phi-\frac\pi4\le\frac{3\pi}{4}. この区間で正弦の最小値は左端の −2/2-\sqrt2/2、最大値は内部の 11 である。したがって −1≦sin⁡ϕ−cos⁡ϕ≦2,-1\le\sin\phi-\cos\phi\le\sqrt2, よって 1≦f(θ)=3+2(sin⁡ϕ−cos⁡ϕ)≦3+22.1\le f(\theta)=3+2(\sin\phi-\cos\phi)\le3+2\sqrt2. 下限は ϕ=0\phi=0、上限は ϕ=3π/4\phi=3\pi/4 で実際にとる。

次に g(u)=3−2cos⁡u+2sin⁡ug(u)=3-2\cos u+2\sin u とおくと f(θk)=g(kπ/n)f(\theta_k)=g(k\pi/n) である。幅 π/n\pi/n の右端リーマン和より lim⁡n→∞1n∑k=1nf(θk)=1πlim⁡n→∞∑k=1ng(kπn)πn=1π∫0π(3−2cos⁡u+2sin⁡u) du=3π+4π=3+4π.\displaystyle \begin{aligned} \lim\limits _{n\to\infty}\frac1n\sum\limits _{k=1}^{n}f(\theta_k) &=\frac1\pi\lim\limits _{n\to\infty}\sum\limits _{k=1}^{n}g\left(\frac{k\pi}{n}\right)\frac\pi n\\ &=\frac1\pi\int_0^\pi(3-2\cos u+2\sin u)\,du\\ &=\frac{3\pi+4}{\pi}=3+\frac4\pi. \end{aligned} 検算として、f(0)=1f(0)=1、f(π/2)=5f(\pi/2)=5、f(3π/8)=3+22f(3\pi/8)=3+2\sqrt2 であり、求めた範囲の端点を含む。

この問題で使う考え方

  • 三角比と相互関係
  • 二倍角の公式
  • 三角関数の合成
  • 関数の極限
  • 三角・指数・対数関数等の積分

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