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久留米大学/2021年度/前期

久留米大学 2021年 数学 第5問解答・解説

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1問題

久留米大学2021年度第5問

座標平面上において,曲線 y=−cos⁡x2 (0≦x≦2π)\displaystyle y=-\cos\frac{x}{2}\ (0\leq x\leq2\pi) と曲線 y=sin⁡x4 (0≦x≦2π)\displaystyle y=\sin\frac{x}{4}\ (0\leq x\leq2\pi) と yy 軸とで囲まれた領域を DD とする。

(1) 領域 DD の面積は さ\boxed{\text{さ}} である。

(2) 領域 DD を xx 軸のまわりに1回転してできる立体の体積は (しπ+すせ)πそ\displaystyle \frac{\left(\boxed{\text{し}}\pi+\boxed{\text{す}}\sqrt{\boxed{\text{せ}}}\right)\pi}{\boxed{\text{そ}}} である。

(3) 領域 DD を yy 軸のまわりに1回転してできる立体の体積は たちπ\boxed{\text{たち}}\pi である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

上下関係を確認し、面積は曲線差を積分する。x軸回転は符号と外半径の切替点で円盤・円環を分ける。y軸回転は水平断面の円盤・円環を直接積分し、単調な境界曲線への置換と部分積分で評価する。

3答え

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  • (1) 4;\space{}4;\qquad (2) (2π+33)π4(し=2, す=3, せ=3, そ=4);\displaystyle \space{}\frac{(2\pi+3\sqrt3)\pi}{4}\quad(\boxed{\text{し}}=2,\space{}\boxed{\text{す}}=3,\space{}\boxed{\text{せ}}=3,\space{}\boxed{\text{そ}}=4);\qquad (3) 16π.\space{}16\pi.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

下側を f(x)=−cos⁡(x/2)f(x)=-\cos(x/2)、上側を g(x)=sin⁡(x/4)g(x)=\sin(x/4) とおく。0≦x≦2π0\leq x\leq 2\pi で s=sin⁡(x/4)s=\sin(x/4) とすると 0≦s≦10\le s\le1 であり、 g(x)−f(x)=s+cos⁡(x/2)=s+1−2s2=(1−s)(1+2s)≧0.g(x)-f(x)=s+\cos(x/2)=s+1-2s^2=(1-s)(1+2s)\geq0. 等号は x=2πx=2\pi のときに限る。したがって DD は 0≦x≦2π0\leq x\leq2\pi で二曲線にはさまれた領域である。

(1) 面積は S=∫02π(g(x)−f(x)) dx=[−4cos⁡x4+2sin⁡x2]02π=4.\displaystyle S=\int_0^{2\pi}(g(x)-f(x))\,dx =\left[-4\cos\frac{x}{4}+2\sin\frac{x}{2}\right]_0^{2\pi}=4. よって さ=4\boxed{\text{さ}}=4 である。

(2) 0≦x≦π0\leq x\leq\pi では f(x)≦0≦g(x)f(x)\leq0\leq g(x) だから、xx 軸回転の断面は半径 max⁡{cos⁡(x/2),sin⁡(x/4)}\displaystyle \max\{\cos(x/2),\sin(x/4)\} の円盤である。s=sin⁡(x/4)s=\sin(x/4) を用いると、二つの半径が等しい条件は 1−2s2=s1-2s^2=s、すなわち (2s−1)(s+1)=0(2s-1)(s+1)=0。s≧0s\geq0 より s=1/2s=1/2 であり、切替点は x=2π/3x=2\pi/3 である。x=0x=0 では cos⁡(x/2)\cos(x/2) の方が大きい。π≦x≦2π\pi\leq x\leq2\pi では 0≦f(x)≦g(x)0\leq f(x)\leq g(x) なので、断面は外半径 g(x)g(x)、内半径 f(x)f(x) の円環となる。ゆえに Vxπ=∫02π/3cos⁡2x2 dx+∫2π/3πsin⁡2x4 dx+∫π2π(sin⁡2x4−cos⁡2x2)dx.\displaystyle \begin{aligned} \frac{V_x}{\pi} ={}&\int_0^{2\pi/3}\cos^2\frac{x}{2}\,dx +\int_{2\pi/3}^{\pi}\sin^2\frac{x}{4}\,dx +\int_{\pi}^{2\pi}\left(\sin^2\frac{x}{4}-\cos^2\frac{x}{2}\right)dx. \end{aligned} 各項を半角公式で計算すると ∫02π/3cos⁡2x2 dx=[x2+sin⁡x2]02π/3=π3+34,∫2π/3πsin⁡2x4 dx=[x2−sin⁡x2]2π/3π=π6−1+32,∫π2π(sin⁡2x4−cos⁡2x2)dx=[x2−sin⁡x2]π2π−[x2+sin⁡x2]π2π=(π2+1)−π2=1.\displaystyle \begin{aligned} \int_0^{2\pi/3}\cos^2\frac{x}{2}\,dx &=\left[\frac{x}{2}+\frac{\sin x}{2}\right]_0^{2\pi/3} =\frac{\pi}{3}+\frac{\sqrt3}{4},\\ \int_{2\pi/3}^{\pi}\sin^2\frac{x}{4}\,dx &=\left[\frac{x}{2}-\sin\frac{x}{2}\right]_{2\pi/3}^{\pi} =\frac{\pi}{6}-1+\frac{\sqrt3}{2},\\ \int_{\pi}^{2\pi}\left(\sin^2\frac{x}{4}-\cos^2\frac{x}{2}\right)dx &=\left[\frac{x}{2}-\sin\frac{x}{2}\right]_{\pi}^{2\pi} -\left[\frac{x}{2}+\frac{\sin x}{2}\right]_{\pi}^{2\pi} =\left(\frac{\pi}{2}+1\right)-\frac{\pi}{2}=1. \end{aligned} したがって Vx=π(π/2+33/4)=(2π+33)π/4V_x=\pi(\pi/2+3\sqrt3/4)=(2\pi+3\sqrt3)\pi/4 であり、し=2, す=3, せ=3, そ=4\boxed{\text{し}}=2,\ \boxed{\text{す}}=3,\ \boxed{\text{せ}}=3,\ \boxed{\text{そ}}=4 である。

(3) f(x)f(x) は −1≦f(x)≦1-1\le f(x)\le1、g(x)g(x) は 0≦g(x)≦10\le g(x)\le1 の範囲をそれぞれ単調に増加して動く。高さ yy における f(x)=yf(x)=y の解を rf(y)r_f(y)、g(x)=yg(x)=y の解を rg(y)r_g(y) とする。−1≦y<0-1\leq y<0 では水平断面が 0≦x≦rf(y)0\leq x\leq r_f(y) なので回転断面は円盤である。0≦y≦10\leq y\leq1 では rg(y)≦x≦rf(y)r_g(y)\leq x\leq r_f(y) なので円環である。g(x)≧f(x)g(x)\geq f(x) と両関数の単調性から rg(y)≦rf(y)r_g(y)\leq r_f(y) も従う。したがって、各曲線上で y=f(x),g(x)y=f(x),g(x) と置換すれば Vyπ=∫−11rf(y)2 dy−∫01rg(y)2 dy=∫02πx2f′(x) dx−∫02πx2g′(x) dx.\displaystyle \begin{aligned} \frac{V_y}{\pi} &=\int_{-1}^{1}r_f(y)^2\,dy-\int_0^1r_g(y)^2\,dy\\ &=\int_0^{2\pi}x^2 f'(x)\,dx-\int_0^{2\pi}x^2 g'(x)\,dx. \end{aligned} ここで f′(x)=12sin⁡(x/2)\displaystyle f'(x)=\tfrac12\sin(x/2)、g′(x)=14cos⁡(x/4)\displaystyle g'(x)=\tfrac14\cos(x/4) である。また、部分積分により ∫02πxcos⁡x2 dx=[2xsin⁡x2+4cos⁡x2]02π=−8,∫02πxsin⁡x4 dx=[−4xcos⁡x4+16sin⁡x4]02π=16.\displaystyle \begin{aligned} \int_0^{2\pi}x\cos\frac{x}{2}\,dx &=\left[2x\sin\frac{x}{2}+4\cos\frac{x}{2}\right]_0^{2\pi}=-8,\\ \int_0^{2\pi}x\sin\frac{x}{4}\,dx &=\left[-4x\cos\frac{x}{4}+16\sin\frac{x}{4}\right]_0^{2\pi}=16. \end{aligned} ゆえに ∫02πx2f′(x) dx=[−x2cos⁡x2]02π+2∫02πxcos⁡x2 dx=4π2−16,∫02πx2g′(x) dx=[x2sin⁡x4]02π−2∫02πxsin⁡x4 dx=4π2−32.\displaystyle \begin{aligned} \int_0^{2\pi}x^2f'(x)\,dx &=\left[-x^2\cos\frac{x}{2}\right]_0^{2\pi} +2\int_0^{2\pi}x\cos\frac{x}{2}\,dx =4\pi^2-16,\\ \int_0^{2\pi}x^2g'(x)\,dx &=\left[x^2\sin\frac{x}{4}\right]_0^{2\pi} -2\int_0^{2\pi}x\sin\frac{x}{4}\,dx =4\pi^2-32. \end{aligned} したがって Vy=π{(4π2−16)−(4π2−32)}=16πV_y=\pi\{(4\pi^2-16)-(4\pi^2-32)\}=16\pi であり、たち=16\boxed{\text{たち}}=16 である。

この問題で使う考え方

  • 二倍角の公式
  • 半角の公式
  • 曲線で囲まれた面積
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 部分積分法
  • 置換積分法
  • 定積分による体積

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