下側を f(x)=−cos(x/2)、上側を g(x)=sin(x/4) とおく。0≦x≦2π で s=sin(x/4) とすると 0≦s≦1 であり、 g(x)−f(x)=s+cos(x/2)=s+1−2s2=(1−s)(1+2s)≧0. 等号は x=2π のときに限る。したがって D は 0≦x≦2π で二曲線にはさまれた領域である。
(1) 面積は S=∫02π(g(x)−f(x))dx=[−4cos4x+2sin2x]02π=4. よって さ=4 である。
(2) 0≦x≦π では f(x)≦0≦g(x) だから、x 軸回転の断面は半径 max{cos(x/2),sin(x/4)} の円盤である。s=sin(x/4) を用いると、二つの半径が等しい条件は 1−2s2=s、すなわち (2s−1)(s+1)=0。s≧0 より s=1/2 であり、切替点は x=2π/3 である。x=0 では cos(x/2) の方が大きい。π≦x≦2π では 0≦f(x)≦g(x) なので、断面は外半径 g(x)、内半径 f(x) の円環となる。ゆえに πVx=∫02π/3cos22xdx+∫2π/3πsin24xdx+∫π2π(sin24x−cos22x)dx. 各項を半角公式で計算すると ∫02π/3cos22xdx∫2π/3πsin24xdx∫π2π(sin24x−cos22x)dx=[2x+2sinx]02π/3=3π+43,=[2x−sin2x]2π/3π=6π−1+23,=[2x−sin2x]π2π−[2x+2sinx]π2π=(2π+1)−2π=1. したがって Vx=π(π/2+33/4)=(2π+33)π/4 であり、し=2, す=3, せ=3, そ=4 である。
(3) f(x) は −1≦f(x)≦1、g(x) は 0≦g(x)≦1 の範囲をそれぞれ単調に増加して動く。高さ y における f(x)=y の解を rf(y)、g(x)=y の解を rg(y) とする。−1≦y<0 では水平断面が 0≦x≦rf(y) なので回転断面は円盤である。0≦y≦1 では rg(y)≦x≦rf(y) なので円環である。g(x)≧f(x) と両関数の単調性から rg(y)≦rf(y) も従う。したがって、各曲線上で y=f(x),g(x) と置換すれば πVy=∫−11rf(y)2dy−∫01rg(y)2dy=∫02πx2f′(x)dx−∫02πx2g′(x)dx. ここで f′(x)=21sin(x/2)、g′(x)=41cos(x/4) である。また、部分積分により ∫02πxcos2xdx∫02πxsin4xdx=[2xsin2x+4cos2x]02π=−8,=[−4xcos4x+16sin4x]02π=16. ゆえに ∫02πx2f′(x)dx∫02πx2g′(x)dx=[−x2cos2x]02π+2∫02πxcos2xdx=4π2−16,=[x2sin4x]02π−2∫02πxsin4xdx=4π2−32. したがって Vy=π{(4π2−16)−(4π2−32)}=16π であり、たち=16 である。