(1) (1-1) 時刻 t における Q の偏角は,角速度が 2π で初期偏角が0であるから θ=2πt である。したがって P=(0,t),Q=(cos2πt,sin2πt). 0≦t<1 では cos2πt>0。直線 PQ の傾きは m=cos(πt/2)sin(πt/2)−t なので,x=−1 における y 座標は t−m である。よって R=(−1, t−cos(πt/2)sin(πt/2)−t). t=0 では P=(0,0),Q=(1,0) となり,この式は R=(−1,0) を与える。
(1-2) h=1−t とおくと,h→0+ のとき α=2πh→0+ である。傾きは m=sinαcosα−(1−h)=sinαh−sinα1−cosα=sin(πh/2)h−tan4πh⟶π2. ここで usinu→1 を用いた。したがって yR=t−m→1−π2 であり, R⟶(−1,1−π2).
(2) (2-1) y=1−x2 は単位円 x2+y2=1 の第1象限の弧であり,I1 はその下側の面積である。よって I1=41π⋅12=4π.
(2-2) 部分積分を用いると,n は正の整数なので In+2=∫01(1−x2)(n+2)/2dx=[x(1−x2)(n+2)/2]01+(n+2)∫01x2(1−x2)n/2dx=(n+2)∫01x2(1−x2)n/2dx. 境界項は両端で0である。一方 In=∫01((1−x2)+x2)(1−x2)n/2dx=In+2+∫01x2(1−x2)n/2dx. したがって In=In+2+n+2In+2=n+2n+3In+2,In+2=n+3n+2In.
(2-3) I3=43I1=163π,I5=65I3=325π. 検算として x=sinu と置けば I5=∫0π/2cos6udu となり,偶数乗の積分公式からも 325π を得る。