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徳島大学/2003年度/前期

徳島大学 2003年 数学 第3問解答・解説

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1問題

徳島大学2003年度第3問

放物線y=x2y=x^2をC1C_1とする。また,yy軸上の点(0,a) (a>0)(0,a)\ (a>0)を中心とする円をC2C_2とし,その半径をrrとする。

(1) 円C2C_2の半径rrを0から大きくしていくとき,放物線C1C_1と初めて共有点を持つときの共有点の座標を求めよ。

(2) (1)で求めた共有点におけるC2C_2の接線が(0,−34)\displaystyle \left(0,-\frac{3}{4}\right)を通るとする。このとき,C2C_2の方程式を求めよ。

右向きx軸・上向きy軸を持つ座標図で、原点Oを頂点とする上に開く放物線C₁と、y軸上に黒い中心点を置く円C₂を描く。円の下側の弧と放物線の間の領域に斜線を付ける。

(3) (2)で求めた円C2C_2と放物線C1C_1で囲まれた図形(右図の斜線部)の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

円の中心から放物線上の点までの距離の二乗を平方完成して初接触を求め、接点で半径に垂直な円の接線から円を決定した。最後に円の下側の弧と放物線の差を置換積分で計算した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)0<a≦12: (0,0),a>12: (±a−12, a−12)(rmin⁡=a, またはa−14).\displaystyle \text{(1)}\quad 0<a\le\frac12:\ (0,0),\qquad a>\frac12:\ \left(\pm\sqrt{a-\frac12},\ a-\frac12\right)\quad\left(r_{\min}=a,\ \text{または}\sqrt{a-\frac14}\right).
    (2)a=54, r=1,C2: x2+(y−54)2=1.\displaystyle \quad a=\frac54,\space{}r=1,\quad C_2:\space{}x^2+\left(y-\frac54\right)^2=1.\qquad (3)334−π3.\displaystyle \quad \frac{3\sqrt3}{4}-\frac{\pi}{3}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

放物線上の点を Q=(x,x2)Q=(x,x^2)、円の中心を O=(0,a)O=(0,a) とおき、t=x2  (t≧0)t=x^2\;(t\ge0) とする。

(1) OQ2=x2+(x2−a)2=t+(t−a)2=(t−a+12)2+a−14.\displaystyle OQ^2=x^2+(x^2-a)^2=t+(t-a)^2=\left(t-a+\frac12\right)^2+a-\frac14.よって、t≧0t\ge0 の範囲で最小となるのは、0<a≦12\displaystyle 0<a\le\frac12 のとき t=0t=0、a>12\displaystyle a>\frac12 のとき t=a−12\displaystyle t=a-\frac12 である。したがって初接触点は前者で (0,0)(0,0)、後者で (±a−12, a−12)\displaystyle \left(\pm\sqrt{a-\frac12},\ a-\frac12\right)。半径はそれぞれ aa、a−14\displaystyle \sqrt{a-\frac14} である。

(2) a≦12\displaystyle a\le\frac12 では接触点は原点であり、円の接線は y=0y=0 なので (0,−34)\displaystyle (0,-\frac34) を通らない。そこで a>12\displaystyle a>\frac12 とし、接触点を P=(u,u2)P=(u,u^2) とおくと u2=a−12\displaystyle u^2=a-\frac12 である。半径 OPOP の方向ベクトルは (u,−12)\displaystyle (u,-\frac12) だから、PP における円の接線は u(x−u)−12(y−u2)=0,\displaystyle u(x-u)-\frac12(y-u^2)=0,すなわち y=2ux−u2y=2ux-u^2 である。この直線の yy 切片は −u2-u^2 であるから、条件より u2=34\displaystyle u^2=\frac34。ゆえに a=54\displaystyle a=\frac54、r2=a−14=1\displaystyle r^2=a-\frac14=1 となり、C2C_2 は x2+(y−54)2=1\displaystyle x^2+\left(y-\frac54\right)^2=1である。

(3) C1C_1 と C2C_2 の交点は、t=x2t=x^2 として t+(t−54)2=1\displaystyle t+(t-\frac54)^2=1、すなわち (t−34)2=0\displaystyle (t-\frac34)^2=0 より (x,y)=(±32,34).\displaystyle (x,y)=\left(\pm\frac{\sqrt3}{2},\frac34\right).この間では円の下側の弧 y=54−1−x2\displaystyle y=\frac54-\sqrt{1-x^2} が放物線 y=x2y=x^2 の上にある。実際、∣x∣≦32\displaystyle |x|\le\frac{\sqrt3}{2} では 54−x2>0\displaystyle \frac54-x^2>0 かつ (54−x2)2−(1−x2)=(x2−34)2≧0\displaystyle \left(\frac54-x^2\right)^2-(1-x^2)=\left(x^2-\frac34\right)^2\ge0 である。よって求める面積 AA は A=∫−3/23/2(54−1−x2−x2) dx.\displaystyle A=\int_{-\sqrt3/2}^{\sqrt3/2}\left(\frac54-\sqrt{1-x^2}-x^2\right)\,dx.被積分関数は偶関数なので、x=sin⁡θ  (0≦θ≦π3)\displaystyle x=\sin\theta\;(0\le\theta\le\frac\pi3) とおくと A=2∫0π/3(54−cos⁡θ−sin⁡2θ)cos⁡θ dθ=2[54sin⁡θ−θ2−sin⁡2θ4−sin⁡3θ3]0π/3=334−π3.\displaystyle A=2\int_0^{\pi/3}\left(\frac54-\cos\theta-\sin^2\theta\right)\cos\theta\,d\theta=2\left[\frac54\sin\theta-\frac{\theta}{2}-\frac{\sin2\theta}{4}-\frac{\sin^3\theta}{3}\right]_0^{\pi/3}=\frac{3\sqrt3}{4}-\frac\pi3.

この問題で使う考え方

  • 二次関数の最大・最小
  • 座標による距離
  • 円の方程式
  • 接線の方程式
  • 一般角と弧度法
  • 三角関数の相互関係
  • 二倍角の公式
  • 不定積分・定積分の性質

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