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徳島大学/2003年度/前期

徳島大学 2003年 数学 第2問解答・解説

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1問題

徳島大学2003年度第2問

関数fn(x)f_n(x)を次のように定義する。 f0(x)=2,f1(x)=x,fn(x)=xfn−1(x)−fn−2(x)(n=2,3,4,…)f_0(x)=2,\qquad f_1(x)=x,\qquad f_n(x)=xf_{n-1}(x)-f_{n-2}(x)\qquad(n=2,3,4,\ldots)

(1) 定数aaをa≠0a\neq0として,cn=fn(a+1a) (n=1,2,3,…)\displaystyle c_n=f_n\left(a+\frac{1}{a}\right)\ (n=1,2,3,\ldots)とする。c1,c2,c3c_1,c_2,c_3をaaを用いて表せ。

(2) (1)の数列{cn}\{c_n\}の一般項を求めよ。

(3) c2nc_{2n}をcnc_nを用いて表せ。

(4) f12(3)f_{12}(3)の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  c1=a+1a,c2=a2+1a2,c3=a3+1a3,(2)  cn=an+1an(n=1,2,3,…),(3)  c2n=cn2−2(n=1,2,3,…),(4)  f12(3)=103682.\displaystyle \begin{aligned}(1)\;&c_1=a+\frac1a,\quad c_2=a^2+\frac1{a^2},\quad c_3=a^3+\frac1{a^3},\\(2)\;&c_n=a^n+\frac1{a^n}\quad(n=1,2,3,\ldots),\\(3)\;&c_{2n}=c_n^2-2\quad(n=1,2,3,\ldots),\\(4)\;&f_{12}(3)=103682.\end{aligned}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) x=a+1a\displaystyle x=a+\frac1a とおく。漸化式より f2(x)=x2−2f_2(x)=x^2-2, f3(x)=xf2(x)−f1(x)=x3−3xf_3(x)=x f_2(x)-f_1(x)=x^3-3x である。したがって c1=x=a+1a,c2=x2−2=a2+1a2,\displaystyle c_1=x=a+\frac1a,\qquad c_2=x^2-2=a^2+\frac1{a^2}, また c3=x3−3x=(a+1a)(a2+1a2)−(a+1a)=a3+1a3.\displaystyle c_3=x^3-3x=(a+\tfrac1a)(a^2+\tfrac1{a^2})-(a+\tfrac1a)=a^3+\frac1{a^3}.

(2) 以下、便宜上 c0=f0(x)=2c_0=f_0(x)=2 とおく。c1=a+1a\displaystyle c_1=a+\frac1a であり、n≧2n\ge2 では定義から cn=(a+1a)cn−1−cn−2.\displaystyle c_n=(a+\tfrac1a)c_{n-1}-c_{n-2}. ここで dn=an+1an\displaystyle d_n=a^n+\frac1{a^n} とおくと、d0=2=c0d_0=2=c_0, d1=a+1a=c1\displaystyle d_1=a+\frac1a=c_1 である。また n≧2n\ge2 について (a+1a)dn−1−dn−2=(a+1a)(an−1+a−(n−1))−(an−2+a−(n−2))&=an+a−n=dn.\displaystyle \begin{aligned}(a+\tfrac1a)d_{n-1}-d_{n-2}&=(a+\tfrac1a)(a^{n-1}+a^{-(n-1)})-(a^{n-2}+a^{-(n-2)})\&=a^n+a^{-n}=d_n.\end{aligned} よって dnd_n も同じ漸化式を満たす。初期値が一致するので、数学的帰納法により cn=dnc_n=d_n。したがって cn=an+1an\displaystyle c_n=a^n+\frac1{a^n}(n=1,2,3,…n=1,2,3,\ldots)。a≠0a\ne0 なのでこの式はすべての許された aa で定義される。

(3) (2)より cn2=(an+a−n)2=a2n+2+a−2n=c2n+2,c_n^2=(a^n+a^{-n})^2=a^{2n}+2+a^{-2n}=c_{2n}+2, したがって c2n=cn2−2c_{2n}=c_n^2-2。

(4) f0(3)=2f_0(3)=2, f1(3)=3f_1(3)=3 から、漸化式を順に用いると f2(3)=7, f3(3)=18, f4(3)=47, f5(3)=123, f6(3)=322,f_2(3)=7,\ f_3(3)=18,\ f_4(3)=47,\ f_5(3)=123,\ f_6(3)=322, f7(3)=843, f8(3)=2207, f9(3)=5778, f10(3)=15127, f11(3)=39603,f_7(3)=843,\ f_8(3)=2207,\ f_9(3)=5778,\ f_{10}(3)=15127,\ f_{11}(3)=39603, f12(3)=3f11(3)−f10(3)=3⋅39603−15127=103682.f_{12}(3)=3f_{11}(3)-f_{10}(3)=3\cdot39603-15127=103682.

この問題で使う考え方

  • 漸化式
  • 数学的帰納法

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