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大阪大学/2004年度/前期

大阪大学 2004年 数学 第4問解答・解説

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1問題

大阪大学2004年度第4問

実数 a,ra,r に対し、数列 {xn}\{x_n\} を {x1=a,xn+1=rxn(1−xn)(n=1,2,3,…)\begin{cases} x_1=a,\\ x_{n+1}=rx_n(1-x_n)\quad(n=1,2,3,\ldots) \end{cases} で定める。

(1) すべての nn について xn=ax_n=a となるような aa を求めよ。

(2) x2≠a,x3=ax_2\neq a,\quad x_3=a となるような aa の個数を求めよ。

(3) 0≦a≦10\leq a\leq1 となるすべての aa について 0≦xn≦10\leq x_n\leq1(n=2,3,4,…n=2,3,4,\ldots)が成り立つような rr の範囲を求めよ。(配点率20%)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

解説 (1) 全項が aa ならまず x2=ax_2=a なので、固定点方程式 a=ra(1−a)a=ra(1-a) を解く。a=0a=0 は常に成立し、a≠0a\ne0 の場合は r≠0r\ne0 かつ a=1−1/ra=1-1/r。各候補は漸化式をそのまま保つ固定点である。r=1r=1 では後者も0になり、重複する。

(2) x3−ax_3-a を因数分解すると、固定点条件の因子と二次式 P(a)P(a) が得られる。条件 x2≠ax_2\ne a があるので前者の根は数えず、PP の実根だけを調べる。r=0r=0 は二次式の係数が退化するため別扱いにする。r≠0r\ne0 では判別式が正となるのは r<−1r<-1 または r>3r>3 のときで、その2根が固定点でないことも代入で確認できる。r=−1,3r=-1,3 の重根は固定点そのものなので除外される。

(3) 平方完成により a(1−a)a(1-a) の最大値は 1/41/4。a=1/2a=1/2 を選ぶと x2=r/4x_2=r/4 となり、必要条件 0≦r≦40\le r\le4 が出る。この範囲では0≦t≦10\le t\le1 なら 0≦rt(1−t)≦10\le rt(1-t)\le1 が成り立つため、x2x_2 から帰納法で全項を確認できる。

答え (1) a=0a=0、または r≠0r\ne0 のとき a=1−1/ra=1-1/r(r=1r=1 では重複)。(2) r<−1r<-1 または r>3r>3 で2個、それ以外で0個。(3) 0≦r≦40\le r\le4。

この問題で使う考え方

  • 漸化式
  • 数学的帰納法
  • 二次方程式とグラフ
  • 二次関数の最大・最小
  • 二次方程式の判別式

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