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千葉大学/2002年度

千葉大学 2002年 数学 第12問解答・解説

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1問題

千葉大学2002年度第12問

無限数列 {an}\{a_{n}\} を

a1=can+1=an2−1n(n≧1)\displaystyle \begin{array}{l} a _ {1} = c \\ a _ {n + 1} = \frac {a _ {n} ^ {2} - 1}{n} \quad (n \geq 1) \\ \end{array}

で定める。ここで c は定数とする。

(1) c = 2 のとき, 一般項 ana_{n} を求めよ。

(2) c≧2c \geq 2 ならば, lim⁡n→∞an=∞\displaystyle \lim\limits _{n \to \infty} a_n = \infty となることを示せ。

(3) c=2c = \sqrt{2} のとき, lim⁡n→∞an\displaystyle \lim\limits _{n \to \infty} a_n の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) c=2c=2 とする。a1=2=1+1a_1=2=1+1。an=n+1a_n=n+1 と仮定すると an+1=(n+1)2−1n=n+2.\displaystyle a_{n+1}=\frac{(n+1)^2-1}{n}=n+2. よって数学的帰納法により an=n+1 (n≧1)a_n=n+1\ (n\ge1)。

(2) c≧2c\ge2 とする。a1=c≧2a_1=c\ge2。an≧n+1a_n\ge n+1 なら an>0a_n>0 なので an+1=an2−1n≧(n+1)2−1n=n+2.\displaystyle a_{n+1}=\frac{a_n^2-1}{n}\ge\frac{(n+1)^2-1}{n}=n+2. 帰納法により an≧n+1a_n\ge n+1 がすべての n≧1n\ge1 で成り立つ。右辺は n→∞n\to\infty で無限大に発散するため an→∞a_n\to\infty。

(3) c=2c=\sqrt2 のとき a1=2,a2=1,a3=0.a_1=\sqrt2,\qquad a_2=1,\qquad a_3=0. n≧3n\ge3 で ∣an∣≦1|a_n|\le1 とすると 0≦an2≦10\le a_n^2\le1 だから −1n≦an+1=an2−1n≦0.\displaystyle -\frac1n\le a_{n+1}=\frac{a_n^2-1}{n}\le0. 従って ∣an+1∣≦1/n≦1|a_{n+1}|\le1/n\le1 であり、a3=0a_3=0 から帰納的に ∣an∣≦1|a_n|\le1 が続く。また全ての n≧3n\ge3 で ∣an+1∣≦1/n→0|a_{n+1}|\le1/n\to0 なので lim⁡n→∞an=0\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}a_n=0。

この問題で使う考え方

  • 漸化式
  • 数学的帰納法
  • 数列の極限

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