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千葉大学/2002年度

千葉大学 2002年 数学 第10問解答・解説

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1問題

千葉大学2002年度第10問

次の問いに答えよ。

(1) log⁡23\log_{2}3 は無理数であることを証明せよ。

(2) n が正の整数のとき, log⁡2n\log_{2}n が整数でない有理数となることはあるかどうか調べよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    log⁡23\log_2 3 は無理数。
  • (2)
    条件を満たす正の整数 n は存在しない

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)log⁡23\log_2 3 が有理数であると仮定し、log⁡23=pq\displaystyle \log_2 3=\frac pq(p,qp,q は正の整数)とおく。3>13>1 より p>0p>0 であり、対数の定義から 2p/q=3したがって2p=3q.2^{p/q}=3\quad\text{したがって}\quad 2^p=3^q. 左辺は偶数、右辺は奇数であるから矛盾する。従って log⁡23\log_2 3 は無理数である。

(2)そのような nn があると仮定する。n=1n=1 なら log⁡2n=0\log_2 n=0 は整数なので、n≧2n\ge2 である。log⁡2n=pq\displaystyle \log_2 n=\frac pq を既約分数(p,qp,q は正の整数)とすると、整数でないので q≧2q\ge2 である。対数の定義から n=2p/qしたがってnq=2p.n=2^{p/q}\quad\text{したがって}\quad n^q=2^p. 従って nn の素因数は 22 だけであり、ある正の整数 rr を用いて n=2rn=2^r と書ける。このとき 2rq=2p2^{rq}=2^p だから p=rqp=rq となり、log⁡2n=pq=r\displaystyle \log_2 n=\frac pq=r は整数である。これは仮定に反する。よって条件を満たす正の整数 nn は存在しない。

この問題で使う考え方

  • 有理数と仮定した対数の指数化
  • 素因数分解

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