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千葉大学/2002年度

千葉大学 2002年 数学 第2問解答・解説

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1問題

千葉大学2002年度第2問

直角三角形 OP1Q1,OP2Q2,OP3Q3,⋯OP_{1}Q_{1}, OP_{2}Q_{2}, OP_{3}Q_{3}, \cdots がある。ただし 各 n について,∠O は直角で, ∠OPnQn\angle OP_{n}Q_{n} は n に無関係で一定な角 θ である。一辺 OPnOP_{n} の長さを ana_{n} とおくと, {an}\{a_{n}\} は初項 1,公差 12\displaystyle \frac{1}{2} の等差数列をなすとする。

このとき次の問いに答えよ。

(1) 辺 PnQnP_{n}Q_{n} の長さを n と θ\theta を用いて表せ。

(2) 斜辺 PnQnP_{n}Q_{n} を一辺とする正方形の面積を SnS_{n} とするとき,

S1+S2+⋯+SnS _ {1} + S _ {2} + \dots + S _ {n}

を n と θ を用いて表せ。

(3) SnS_{n} を (2) のように定めるとき,

S1+S2+S3+S4+S5=90S _ {1} + S _ {2} + S _ {3} + S _ {4} + S _ {5} = 90

をみたす角 θ の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) PnQn=n+12cos⁡θ\displaystyle P_nQ_n=\frac{n+1}{2\cos\theta}。 (2) ∑k=1nSk=n(2n2+9n+13)24cos⁡2θ\displaystyle \sum\limits _{k=1}^nS_k=\frac{n(2n^2+9n+13)}{24\cos^2\theta}。 (3) θ=π3\displaystyle \theta=\frac\pi3(60°)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

各三角形はOOを直角とし、θ=∠OPnQn\theta=\angle OP_nQ_n は鋭角である。an=1+n−12=n+12\displaystyle a_n=1+\frac{n-1}{2}=\frac{n+1}{2} とおく。

(1) 直角三角形でcos⁡θ=OPnPnQn\displaystyle \cos\theta=\frac{OP_n}{P_nQ_n}だから、PnQn=ancos⁡θ=n+12cos⁡θ.\displaystyle P_nQ_n=\frac{a_n}{\cos\theta}=\frac{n+1}{2\cos\theta}.

(2) よってSk=(k+1)24cos⁡2θ\displaystyle S_k=\frac{(k+1)^2}{4\cos^2\theta}である。したがって∑k=1nSk=14cos⁡2θ(∑j=1n+1j2−1)=14cos⁡2θ((n+1)(n+2)(2n+3)6−1)=n(2n2+9n+13)24cos⁡2θ.\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n}S_k=\frac{1}{4\cos^2\theta}\left(\sum\limits _{j=1}^{n+1}j^2-1\right)=\frac{1}{4\cos^2\theta}\left(\frac{(n+1)(n+2)(2n+3)}{6}-1\right)=\frac{n(2n^2+9n+13)}{24\cos^2\theta}.

(3) (2)をn=5n=5に適用すると90=∑k=15Sk=22+32+42+52+624cos⁡2θ=904cos⁡2θ.\displaystyle 90=\sum\limits _{k=1}^{5}S_k=\frac{2^2+3^2+4^2+5^2+6^2}{4\cos^2\theta}=\frac{90}{4\cos^2\theta}.よってcos⁡2θ=14\displaystyle \cos^2\theta=\frac14。θ\thetaは直角三角形の内角なので鋭角でありcos⁡θ>0\cos\theta>0。したがってcos⁡θ=12\displaystyle \cos\theta=\frac12、θ=π3\displaystyle \theta=\frac{\pi}{3}(60∘60^\circ)である。

a_n=OP_n=1+(n−1)/2=(n+1)/2。θはP_nの角だからcosθ=OP_n/P_nQ_nよりP_nQ_n=(n+1)/(2cosθ)。正方形の一辺はP_kQ_kなのでS_k=(k+1)²/(4cos²θ)。平方和公式より∑k=1nSk=(n+1)(n+2)(2n+3)6−14cos⁡2θ=n(2n2+9n+13)24cos⁡2θ\displaystyle \sum\limits _{k=1}^nS_k=\frac{\frac{(n+1)(n+2)(2n+3)}6-1}{4\cos^2\theta}=\frac{n(2n^2+9n+13)}{24\cos^2\theta}。n=5では分子の平方和が90なので90=90/(4cos²θ)。角は鋭角ゆえcosθ=1/2、θ=π3\displaystyle \theta=\frac\pi3。

この問題で使う考え方

  • 余弦の定義
  • 等差数列の一般項
  • 平方和公式

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