本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

神戸大学/2005年度/前期

神戸大学 2005年 数学 第2問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

神戸大学2005年度第2問

aa を正の実数とする。xyxy 平面の放物線 C:y=x2C:y=x^2 上に点 A(−a,a2)A(-a,a^2) をとる。s>0s>0 のとき、xx 軸上の点 P(s,0)P(s,0) に対して、直線 APAP と CC の2つの交点のうち、AA とは異なる交点を Q(t,t2)Q(t,t^2) とする。QQ から xx 軸に下ろした垂線と xx 軸の交点を P′(t,0)P'(t,0) とする。いま、xx 軸上の点 P1(c,0)P_1(c,0) (c>0c>0) から出発して、点 PP に対して点 Q,P′Q,P' を定めたのと同じ方法で P1P_1 から点 Q1,P2Q_1,P_2 を定め、同様に P2P_2 から点 Q2,P3Q_2,P_3 を定め、この方法を繰り返して、P1,P2,P3,…P_1,P_2,P_3,\ldots と Q1,Q2,Q3,…Q_1,Q_2,Q_3,\ldots を定める。次の問に答えよ。(配点30点)

(1) tt を aa と ss を用いて表せ。

(2) 点 PnP_n (n=1,2,3,…n=1,2,3,\ldots) の xx 座標を xnx_n とする。数列 {un}\{u_n\} を un=1xn\displaystyle u_n=\frac{1}{x_n} で定める。{un}\{u_n\} の一般項を求めよ。

(3) 直角三角形 PnQnPn+1P_nQ_nP_{n+1} の面積を SnS_n で表す。自然数 rr を選んで、極限 lim⁡n→∞nrSn\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty} n^r S_n が正の実数値に収束するようにできる。このような rr の値とそのときの極限値 lim⁡n→∞nrSn\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty} n^r S_n を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) t=as/(a+s)\quad t=as/(a+s)\quad 。 (2) un=1/c+(n−1)/a\quad u_n=1/c+(n-1)/a\quad 。 (3) r=4\quad r=4\quad 、極限値は a3/2\quad a^3/2\quad 。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)直線 AP の傾き=−a2a+s,直線 AQ の傾き=t2−a2t+a=t−a,t−a=−a2a+sよりt=asa+s.(2)xn+1=axna+xn,un+1=1xn+1=un+1a,u1=1cよりun=1c+n−1a,xn=aca+(n−1)c.(3)xn−xn+1=ac2(a+(n−1)c)(a+nc),Sn=12(xn−xn+1)xn+12=a3c42(a+(n−1)c)(a+nc)3,n4Sn=a32nca+(n−1)c(nca+nc)3⟶a32>0.r<4よりnrSn→0,r>4よりnrSn→+∞,したがってr=4 のみで有限な正の極限 a32.\displaystyle \begin{aligned} \text{(1)}\quad & \text{直線 }AP\text{ の傾き}=-\frac{a^2}{a+s},\qquad \text{直線 }AQ\text{ の傾き}=\frac{t^2-a^2}{t+a}=t-a,\\ & t-a=-\frac{a^2}{a+s}\text{より} t=\frac{as}{a+s}.\\[2pt] \text{(2)}\quad & x_{n+1}=\frac{a x_n}{a+x_n},\qquad u_{n+1}=\frac1{x_{n+1}}=u_n+\frac1a,\\ &u_1=\frac1c\text{より} u_n=\frac1c+\frac{n-1}{a},\\ &x_n=\frac{ac}{a+(n-1)c}.\\[2pt] \text{(3)}\quad & x_n-x_{n+1}=\frac{ac^2}{(a+(n-1)c)(a+nc)},\\ &S_n=\frac12(x_n-x_{n+1})x_{n+1}^2 =\frac{a^3c^4}{2(a+(n-1)c)(a+nc)^3},\\ & n^4S_n=\frac{a^3}{2}\frac{nc}{a+(n-1)c}\left(\frac{nc}{a+nc}\right)^3 \longrightarrow\frac{a^3}{2}>0.\\ & r<4\text{より} n^rS_n\to0,\quad r>4\text{より} n^rS_n\to+\infty,\\ &\text{したがって} r=4\text{ のみで有限な正の極限}\ \frac{a^3}{2}. \end{aligned}

弦 AQAQ の傾きは t−at-a、直線 APAP の傾きは −a2/(a+s)-a^2/(a+s) なので t=as/(a+s)t=as/(a+s)。これを各段階に適用すると xn+1=axn/(a+xn)x_{n+1}=ax_n/(a+x_n)。逆数 un=1/xnu_n=1/x_n は公差 1/a1/a の等差数列となり、xn=ac/(a+(n−1)c)x_n=ac/(a+(n-1)c)。直角三角形の底辺・高さは xn−xn+1x_n-x_{n+1} と xn+12x_{n+1}^2 であり、n4Sn→a3/2>0n^4S_n\to a^3/2>0。従って r=4r=4 のときだけ nrSnn^rS_n が有限正値に収束する。

この問題で使う考え方

  • 弦の傾きの比較
  • 逆数による漸化式の線形化
  • 直角三角形の面積
  • 漸近次数の判定

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。