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神戸大学/2005年度/前期

神戸大学 2005年 数学 第4問解答・解説

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1問題

神戸大学2005年度第4問

関数 f(x)f(x) を f(x)={1x<0 または x>2 のとき,∣x−1∣0≦x≦2 のときf(x)= \begin{cases} 1 & x<0\text{ または }x>2\text{ のとき},\\ |x-1| & 0\leq x\leq 2\text{ のとき} \end{cases} で定める。次の問に答えよ。(配点30点)   (1) g(x)=f(f(x))g(x)=f(f(x)) とおく。関数 y=g(x)y=g(x) のグラフをかけ。   (2) nn を自然数とする。 ∫0n2g(x−n2+nn)cos⁡πxn dx\displaystyle \int_0^{n^2}g\left(\frac{x-n^2+n}{n}\right)\cos\frac{\pi x}{n}\,dx を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) g(x)=0 (x<0, x>2),g(x)=x (0≦x≦1),g(x)=2−x (1≦x≦2)g(x)=0\ (x<0,\ x>2),\quad g(x)=x\ (0\le x\le1),\quad g(x)=2-x\ (1\le x\le2)。グラフは(0,0),(1,1),(2,0)(0,0),(1,1),(2,0)を結ぶ三角形の折れ線で、その外側ではx軸上。(2) 2n(−1)nπ2\displaystyle \frac{2n(-1)^n}{\pi^2}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)g(x)={0(x<0),x(0≦x≦1),2−x(1≦x≦2),0(x>2),グラフは (0,0),(1,1),(2,0) を結ぶ折れ線で、外側は y=0.(2)u=x−n2+nn,x=n(u+n−1),dx=n du,cos⁡πxn=(−1)n−1cos⁡(πu),I=n(−1)n−1∫1−n1g(u)cos⁡(πu) du=n(−1)n−1∫01ucos⁡(πu) du=n(−1)n−1[usin⁡(πu)π+cos⁡(πu)π2]01=2n(−1)nπ2.\displaystyle \begin{aligned} (1)\quad g(x)&=\begin{cases}0 &(x<0),\\x &(0\le x\le1),\\2-x &(1\le x\le2),\\0 &(x>2),\end{cases}\\ &\text{グラフは }(0,0),(1,1),(2,0)\text{ を結ぶ折れ線で、外側は }y=0.\\[4pt] (2)\quad u&=\frac{x-n^2+n}{n},\quad x=n(u+n-1),\quad dx=n\,du,\\ \cos\frac{\pi x}{n}&=(-1)^{n-1}\cos(\pi u),\\ I&=n(-1)^{n-1}\int_{1-n}^{1}g(u)\cos(\pi u)\,du\\ &=n(-1)^{n-1}\int_0^1u\cos(\pi u)\,du\\ &=n(-1)^{n-1}\left[\frac{u\sin(\pi u)}{\pi}+\frac{\cos(\pi u)}{\pi^2}\right]_0^1 =\frac{2n(-1)^n}{\pi^2}. \end{aligned}

図示したグラフを以下に示す。

g(x)=f(f(x))と題した、横軸x・縦軸y=g(x)の青い折れ線の図。赤い点(0,0)、(1,1)、(2,0)を順に結び、(0,0)の左と(2,0)の右では水平に延びている。x軸の目盛は−0.5から2.5まで0.5刻み、y軸は0.0、0.5、1.0である。

まずf(x)の値の範囲は0≦f(x)≦1である。したがってf(x)が再びfの中央区間に入るかどうかを分ける。x<0またはx>2ならf(x)=1、よってg(x)=f(1)=0。0≦x≦2ならf(x)=|x−1|で、0≦f(x)≦1なので、g(x)=f(|x−1|)=1−|x−1|。これは0≦x≦1でx、1≦x≦2で2−xとなる。端点でもg(0)=g(2)=0、頂点は(1,1)。

積分ではu=(x−n²+n)/n と置く。するとx=n(u+n−1)、dx=n du、cos(πx/n)=cos(π(u+n−1))=(−1)^{n−1}cos(πu)、積分区間は1−n≦u≦1となる。g(u)はこの区間では0≦u≦1の部分だけで非零であり、その区間でg(u)=uだから、積分はn(−1)^{n−1}∫_0^1 u cos(πu)du。部分積分により∫_0^1 u cos(πu)du=[u sin(πu)/π+cos(πu)/π²]_0^1=−2/π²。よって求める値は−2n(−1)^{n−1}/π²=2n(−1)^n/π²。 図示指示に対応するグラフ画像はfigures/MM-955f0733f9bd-Q4.png。

この問題で使う考え方

  • 場合分けによる合成関数
  • 置換積分
  • 部分積分

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