本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

鹿児島大学/2002年度/前期

鹿児島大学 2002年 数学 第3問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

鹿児島大学2002年度第3問

次の3問のうちから1問を選択して解答せよ。解答用紙の所定の欄に解答する問題の番号を記入すること。  [3-1] a,ba,b は自然数とする。aa を8で割った余りを rr,bb を8で割った余りを ss とする。このとき,次の各問いに答えよ。

(1) a+ba+b を8で割った余りと r+sr+s を8で割った余りが等しいことを示せ。

(2) a2a^2 を8で割った余りと r2r^2 を8で割った余りが等しいことを示せ。

(3) 平方数を8で割ったとき,余りとして得られる数をすべて求めよ。ただし,平方数とは自然数の平方となっている数のことである。

(4) 2つの平方数の和を8で割ると余りは3にはならないことを示せ。  [3-2] 数列 {an}\{a_n\} は a1=6,an+1=an+16n+8(n=1,2,3,…)a_1=6,\quad a_{n+1}=a_n+16n+8\quad(n=1,2,3,\ldots) により定まるものとして,次の各問いに答えよ。

(1) 一般項 ana_n を求めよ。

(2) 次の等式が成り立つことを数学的帰納法により証明せよ。∑k=1nk3=n2(n+1)24(n=1,2,3,…)\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n}k^3=\frac{n^2(n+1)^2}{4}\quad(n=1,2,3,\ldots)   (3) 和 a1+2a2+3a3+⋯+nana_1+2a_2+3a_3+\cdots+na_n を求めよ。  [3-3] 次の各問いに答えよ。

(1) △PQR\triangle PQR の辺 QRQR 上の点 SS が PQ‾:PR‾=QS‾:SR‾\overline{PQ}:\overline{PR}=\overline{QS}:\overline{SR} を満たすとき,∠QPS=∠RPS\angle QPS=\angle RPS が成り立つことを証明せよ。ただし,PQ‾\overline{PQ} は線分 PQPQ の長さを表すものとし,他も同様とする。

(2) AD∥BC, AD‾<BC‾AD\parallel BC,\ \overline{AD}<\overline{BC} を満たす台形 ABCDABCD がある。辺 BCBC 上の点 FF は BA‾:BD‾=BF‾:BC‾, AF∥DC\overline{BA}:\overline{BD}=\overline{BF}:\overline{BC},\ AF\parallel DC を満たしているとする。このとき,AFAF と BDBD の交点を GG とすると,△BAG\triangle BAG は二等辺三角形であることを証明せよ。

(3) (2)の条件のもとで,辺 ADAD 上の点 EE は BA‾:BD‾=AE‾:ED‾\overline{BA}:\overline{BD}=\overline{AE}:\overline{ED} を満たしているとする。このとき,BEBE と AFAF は直交することを証明せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

3-1 整数の余り a=8q+ra=8q+r, b=8t+sb=8t+s とし、r+s=8u+vr+s=8u+v (0≦v≦70\le v\le7) とすれば、a+b=8(q+t+u)+va+b=8(q+t+u)+v。よって (1) の余りは等しい。(2) は a2−r2=(8q+r)2−r2=8(8q2+2qr)a^2-r^2=(8q+r)^2-r^2=8(8q^2+2qr) より従う。r=0,1,…,7r=0,1,\ldots,7 に対する r2r^2 の余りは 0,1,4,1,0,1,4,10,1,4,1,0,1,4,1 なので、平方数の余りは 0,1,40,1,4。82,12,228^2,1^2,2^2 が各値を実現する。(4) ではこれらの2つの和の余りは 0,1,2,4,50,1,2,4,5 だけなので、3は生じない。

3-2 数列 差を加えると an=6+∑k=1n−1(16k+8)=8n2−2.\displaystyle a_n=6+\sum\limits _{k=1}^{n-1}(16k+8)=8n^2-2. 立方和の式は n=1n=1 で成立し、帰納法の仮定から ∑k=1n+1k3=n2(n+1)24+(n+1)3=(n+1)2(n+2)24\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n+1}k^3=\frac{n^2(n+1)^2}{4}+(n+1)^3 =\frac{(n+1)^2(n+2)^2}{4} を得る。これを用いて ∑k=1nkak=8∑k=1nk3−2∑k=1nk=n(n+1){2n(n+1)−1}.\displaystyle \sum\limits _{k=1}^n ka_k=8\sum\limits _{k=1}^n k^3-2\sum\limits _{k=1}^n k =n(n+1)\{2n(n+1)-1\}.

3-3 図形 角の二等分線と QRQR の交点を TT とする。PQT,PRTPQT,PRT の高さの比は相似な直角三角形から PQ:PRPQ:PR。共通の高さを底辺 QT,TRQT,TR に対して使えば QT:TR=PQ:PR=QS:SRQT:TR=PQ:PR=QS:SR なので、S=TS=T。従って PSPS は角の二等分線である。

次に AFDCAFDC は AF∥DCAF\parallel DC、FC∥ADFC\parallel AD より平行四辺形。FC=AD<BCFC=AD<BC から FF は辺 BCBC の内点で、GF∥DCGF\parallel DC。三角形 BGFBGF と BDCBDC の相似、および BA:BD=BF:BCBA:BD=BF:BC より BG=BABG=BA。したがって BAGBAG は二等辺三角形。

最後に AE:ED=BA:BDAE:ED=BA:BD から角の二等分線の定理の逆により BEBE は ∠ABD\angle ABD の二等分線。(2) の BA=BGBA=BG と B,G,DB,G,D の一直線性により、これは二等辺三角形 ABGABG の頂角二等分線でもある。従って BE⊥AGBE\perp AG。A,G,FA,G,F が一直線上なので BE⊥AFBE\perp AF。

この問題で使う考え方

  • 約数・倍数
  • 三角形の性質
  • 角の二等分線の性質
  • 漸化式
  • 総和記号と数列の和
  • 数学的帰納法

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。