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久留米大学/2021年度/前期

久留米大学 2021年 数学 第3問解答・解説

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1問題

久留米大学2021年度第3問

数列 {an}\{a_n\} を a1=0,(n+2)an+1=nan+4nn+1(n=1,2,3,…)\displaystyle a_1=0,\quad (n+2)a_{n+1}=na_n+\frac{4n}{n+1}\quad(n=1,2,3,\ldots) で定める。

(1) (n+1)nan=bn(n+1)na_n=b_n とおくことで,数列 {an}\{a_n\} の一般項を求めると,an=ム(n−メ)n+モ\displaystyle a_n=\frac{\boxed{\text{ム}}(n-\boxed{\text{メ}})}{n+\boxed{\text{モ}}} である。

(2) rr を実数とするとき,lim⁡n→∞(2r)n+1\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}(2r)^{n+1} が正の実数値に収束するような rr の値は r=ヤユ\displaystyle r=\frac{\boxed{\text{ヤ}}}{\boxed{\text{ユ}}} であり,このとき lim⁡n→∞(ran)n+1\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}(ra_n)^{n+1} の極限値を pp とすると,log⁡p=ヨラ\log p=\boxed{\text{ヨラ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

置換した数列の漸化式を和で解き、指数列の収束条件と対数を用いた極限計算を行う。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) an=2(n−1)n+1(ム=2, メ=1, モ=1);\displaystyle \space{}a_n=\frac{2(n-1)}{n+1}\quad(\boxed{\text{ム}}=2,\space{}\boxed{\text{メ}}=1,\space{}\boxed{\text{モ}}=1);\qquad (2) r=12,log⁡p=−2(ヤ=1, ユ=2, ヨラ=−2).\displaystyle \space{}r=\frac12,\quad \log p=-2\quad(\boxed{\text{ヤ}}=1,\space{}\boxed{\text{ユ}}=2,\space{}\boxed{\text{ヨラ}}=-2).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) bn=n(n+1)anb_n=n(n+1)a_n とおく。漸化式の両辺に n+1n+1 を掛けると bn+1=(n+1)(n+2)an+1=n(n+1)an+4n=bn+4n.b_{n+1}=(n+1)(n+2)a_{n+1} =n(n+1)a_n+4n=b_n+4n. また b1=1⋅2⋅a1=0b_1=1\cdot2\cdot a_1=0 である。したがって bn=4∑k=1n−1k=2n(n−1),\displaystyle b_n=4\sum\limits _{k=1}^{n-1}k=2n(n-1), ゆえに an=bnn(n+1)=2(n−1)n+1.\displaystyle a_n=\frac{b_n}{n(n+1)}=\frac{2(n-1)}{n+1}. 実際、この式を元の漸化式に代入すると両辺とも 2n2n となる。よって ム=2, メ=1, モ=1\boxed{\text{ム}}=2,\ \boxed{\text{メ}}=1,\ \boxed{\text{モ}}=1。

(2) q=2rq=2r とおく。qn+1q^{n+1} が正の実数値に収束するには、∣q∣<1|q|<1 のときの極限 00 は除かれ、q=1q=1 のときだけ正の有限値 11 に収束する。q=−1q=-1 では符号が交互に変わり、∣q∣>1|q|>1 では収束しない。したがって 2r=12r=1、すなわち r=1/2r=1/2 である。

(1)より ran=n−1n+1=1−2n+1.\displaystyle ra_n=\frac{n-1}{n+1}=1-\frac{2}{n+1}. n≧2n\geq2 では ran>0ra_n>0 なので、対数をとると log⁡((ran)n+1)=(n+1)log⁡(1−2n+1).\displaystyle \log\left((ra_n)^{n+1}\right) =(n+1)\log\left(1-\frac{2}{n+1}\right). un=−2/(n+1)u_n=-2/(n+1) とおけば、右辺は −2log⁡(1+un)un\displaystyle -2\frac{\log(1+u_n)}{u_n} であり、un→0u_n\to0 と lim⁡u→0log⁡(1+u)/u=1\displaystyle \lim\limits _{u\to0}\log(1+u)/u=1(log⁡x\log x の x=1x=1 における微分係数)から −2-2 に収束する。よって (ran)n+1→e−2>0(ra_n)^{n+1}\to e^{-2}>0 であり、log⁡p=−2\log p=-2。したがって ヤ=1, ユ=2, ヨラ=−2\boxed{\text{ヤ}}=1,\ \boxed{\text{ユ}}=2,\ \boxed{\text{ヨラ}}=-2 である。

この問題で使う考え方

  • 漸化式
  • 総和記号と数列の和
  • 対数とその性質
  • 数列の極限
  • 関数の極限
  • 指数・対数関数の微分

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