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群馬大学/2012年度

群馬大学 2012年 数学 第5問解答・解説

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1問題

群馬大学2012年度第5問

A=(3−113),B=(2−222)A = \left( \begin{array}{cc}\sqrt{3} & -1\\ 1 & \sqrt{3} \end{array} \right), B = \left( \begin{array}{cc}\sqrt{2} & -\sqrt{2}\\ \sqrt{2} & \sqrt{2} \end{array} \right) とする. (10)AkBℓ(10)=29−m\displaystyle \begin{pmatrix}1 & 0\end{pmatrix}A^{k}B^{\ell}\binom{1}{0} = 2^{9 - m} を満たす自然数の組 (k,ℓ,m)(k,\ell ,m) をすべて求めよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

R(φ)=(cos⁡φ−sin⁡φsin⁡φcos⁡φ)R(\varphi)=\begin{pmatrix}\cos\varphi&-\sin\varphi\\\sin\varphi&\cos\varphi\end{pmatrix} と置けば、A=2R(π/6),B=2R(π/4)A=2R(\pi/6), B=2R(\pi/4) である。従って左辺は 2k+ℓcos⁡(kπ6+ℓπ4)=2k+ℓcos⁡(2k+3ℓ)π12.\displaystyle 2^{k+\ell}\cos\left(\frac{k\pi}{6}+\frac{\ell\pi}{4}\right)=2^{k+\ell}\cos\frac{(2k+3\ell)\pi}{12}. N=2k+3ℓN=2k+3\ell、q=m+k+ℓ−9q=m+k+\ell-9 と置くと、条件は cos⁡(Nπ/12)=2−q\cos(N\pi/12)=2^{-q}。正の NN の12分のπ刻みで余弦が正となる値のうち有理数は1と1/2だけなので、(q,N mod 24)=(0,0)(q,N\bmod24)=(0,0) または (1,4),(1,20)(1,4),(1,20)。 q=0q=0 なら k+ℓ=9−m≦8k+\ell=9-m\le8 で、正整数k,ℓから N=2(k+ℓ)+ℓ≦23N=2(k+\ell)+\ell\le23。正の24の倍数にならず不可能。 q=1q=1 なら k+ℓ≦9k+\ell\le9 より 5≦N≦265\le N\le26。よって N=20N=20 であり、2k+3ℓ=202k+3\ell=20 の正整数解は (7,2),(4,4),(1,6)(7,2),(4,4),(1,6)。m=10−k−ℓm=10-k-\ell から答えは (k,ℓ,m)=(7,2,1),(4,4,2),(1,6,3).(k,\ell,m)=(7,2,1),(4,4,2),(1,6,3).

A,BA,B を拡大率 22 の回転行列に直し、指定された行・列成分を余弦値に還元。余弦が整数2冪になる場合だけを角度表で絞り、正整数の範囲と合同条件を合わせて全解を列挙。

この問題で使う考え方

  • 2×2行列の積
  • 回転行列
  • 三角関数の合成・特殊角

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