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群馬大学/2015年度

群馬大学 2015年 数学 第5問解答・解説

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1問題

群馬大学2015年度第5問

すべての実数 x において, 関数 f(x)f(x) は微分可能で, その導関数 f′(x)f'(x) は連続とする。 f(x),f′(x)f(x), f'(x) が等式

∫0x1+(f′(t))2dt=−e−x+f(x)\displaystyle \int_ {0} ^ {x} \sqrt {1 + (f ^ {\prime} (t)) ^ {2}} d t = - e ^ {- x} + f (x)

を満たすとき,以下の問いに答えよ。

(1) f(x)f(x) を求めよ。

(2) 曲線 y=f(x)y = f(x) と直線 x = 1, および x 軸, y 軸で囲まれた部分を, y 軸の周りに 1 回転させてできる立体の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)f(x)=ex+e−x2.\displaystyle (1)\quad f(x)=\frac{e^x+e^{-x}}2.
    (2)V=2π(1−e−1).(2)\quad V=2\pi(1-e^{-1}).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 与えられた等式を微分する。f′f' は連続なので積分の微分ができ、すべての実数 xx について 1+(f′(x))2=e−x+f′(x)\sqrt{1+(f'(x))^2}=e^{-x}+f'(x) を得る。u=f′(x)u=f'(x) とおく。右辺は平方根に等しいので非負であり、両辺を二乗して u2u^2 を消去すると 1=e−2x+2e−xu,u=ex−e−x2.\displaystyle 1=e^{-2x}+2e^{-x}u,\qquad u=\frac{e^x-e^{-x}}2. この値では e−x+u=(ex+e−x)/2>0e^{-x}+u=(e^x+e^{-x})/2>0 であり、さらに 1+u2=(ex+e−x2)2\displaystyle 1+u^2=\left(\frac{e^x+e^{-x}}2\right)^2 なので、二乗前の式も満たす。よって f(x)=ex+e−x2+C.\displaystyle f(x)=\frac{e^x+e^{-x}}2+C. 元の式で x=0x=0 とすると 0=−1+f(0)0=-1+f(0)、従って C=0C=0。ゆえに f(x)=ex+e−x2.\displaystyle \boxed{f(x)=\frac{e^x+e^{-x}}2}.

(2) 領域は 0≦x≦10\le x\le1, 0≦y≦f(x)0\le y\le f(x) である。回転軸から半径 xx の細い縦帯を回転すると、高さ f(x)f(x)、円周 2πx2\pi x の薄い円筒殻になる。これらの体積の和を極限にすると V=2π∫01xf(x) dx=π∫01x(ex+e−x) dx.\displaystyle V=2\pi\int_0^1 x f(x)\,dx =\pi\int_0^1 x(e^x+e^{-x})\,dx. 部分積分すると原始関数は (x−1)ex−(x+1)e−x(x-1)e^x-(x+1)e^{-x} だから V=π[(x−1)ex−(x+1)e−x]01=2π(1−e−1).V=\pi\left[(x-1)e^x-(x+1)e^{-x}\right]_0^1 =\boxed{2\pi(1-e^{-1})}.

この問題で使う考え方

  • 微分積分学の基本定理
  • 指数関数の微分・積分
  • 二乗方程式の整理と候補確認
  • 薄い円筒殻による体積積分
  • 部分積分

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