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群馬大学/2023年度

群馬大学 2023年 数学 第4問解答・解説

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1問題

群馬大学2023年度第4問

e を自然対数の底とし, π を円周率とする。以下の問に答えよ。

(1) e≦x<ye \leq x < y のとき, 不等式 ylog⁡x>xlog⁡yy \log x > x \log y が成り立つことを証明せよ。

(2) 3つの数 322π3^{2\sqrt{2}\pi} , π62\pi^{6\sqrt{2}} , 292π\displaystyle 2^{\frac{9}{2}\pi} の大小関係を明らかにせよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

(1) 対数と変数の商の減少性で示す。(2) (1)で最初の2数を比較し、平方根と整数累乗の厳密評価で残りの比較を行う。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) ylog⁡x>xlog⁡y.y\log x>x\log y.\qquad (2) π62<322π<292π.\displaystyle \pi^{6\sqrt2}<3^{2\sqrt2\pi}<2^{\frac92\pi}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) f(t)=log⁡tt\displaystyle f(t)=\dfrac{\log t}{t} とおくと、t≧et\ge e では f′(t)=1−log⁡tt2≦0,\displaystyle f'(t)=\frac{1-\log t}{t^2}\le0, 等号は t=et=e のときだけである。したがって ff は t≧et\ge e の範囲で減少する。e≦x<ye\le x<y より log⁡xx>log⁡yy.\displaystyle \frac{\log x}{x}>\frac{\log y}{y}. x,y>0x,y>0 を掛ければ ylog⁡x>xlog⁡yy\log x>x\log y を得る。

(2) A=322πA=3^{2\sqrt2\pi}、B=π62B=\pi^{6\sqrt2}、C=292π\displaystyle C=2^{\frac92\pi} とおく。e<3<πe<3<\pi だから (1) を x=3,y=πx=3,y=\pi に適用すると πlog⁡3>3log⁡π.\pi\log3>3\log\pi. 両辺に 222\sqrt2 を掛けて指数関数を用いれば A>BA>B。

次に 2<17/12\sqrt2<17/12(2<289/1442<289/144)かつ 317=129140163<134217728=2273^{17}=129140163<134217728=2^{27} より 342<317/3<29.3^{4\sqrt2}<3^{17/3}<2^9. 両辺を正の指数 π/2\pi/2 乗して A<CA<C を得る。従って大小関係は π62<322π<292π.\displaystyle \pi^{6\sqrt2}<3^{2\sqrt2\pi}<2^{\frac92\pi}.

この問題で使う考え方

  • 指数・対数関数の微分
  • 商の微分
  • 対数関数のグラフ・増減
  • 対数とその性質
  • 指数関数のグラフ・増減

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