本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

浜松医科大学/2015年度/前期

浜松医科大学 2015年 数学 第2問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

浜松医科大学2015年度第2問

整数ではない実数 xx に対して f(x)=1x−[x]\displaystyle f(x)=\frac{1}{x-[x]} と定める.ただし,[x][x] は l<x<l+1l<x<l+1 を満たす整数 ll を表す.以下の問いに答えよ.

(1) f(2)f(\sqrt{2}),f(f(2))f(f(\sqrt{2})) を計算し,簡潔な形で答えよ.

(2) f(3)f(\sqrt{3}),f(f(3))f(f(\sqrt{3})),f(f(f(3)))f(f(f(\sqrt{3}))) を計算し,簡潔な形で答えよ.

(3) 自然数 nn に対して,n<x<n+1n<x<n+1 かつ f(x)=xf(x)=x を満たす xx を求めよ.

(4) 自然数 nn を1つ固定する.n<x<n+1n<x<n+1 の範囲の xx で,f(x)f(x) が整数ではなく,さらに f(f(x))=xf(f(x))=x を満たす xx を大きい順に並べる.その中の xx で f(x)=xf(x)=x を満たすものは何番目に現れるかを答えよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (3)
    n+n2+42\displaystyle \frac{n+\sqrt{n^2+4}}{2}
  • (4)
    n番目

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 1<2<21<\sqrt2<2 より f(2)=12−1=2+1.\displaystyle f(\sqrt2)=\frac1{\sqrt2-1}=\sqrt2+1. また 2<2+1<32<\sqrt2+1<3 で小数部分は再び 2−1\sqrt2-1 だから f(f(2))=2+1.f(f(\sqrt2))=\sqrt2+1.

(2) f(3)=13−1=3+12.\displaystyle f(\sqrt3)=\frac1{\sqrt3-1}=\frac{\sqrt3+1}{2}. この値は1より大きく2より小さく、小数部分が 3−12\displaystyle \frac{\sqrt3-1}{2} なので f(f(3))=3+1.f(f(\sqrt3))=\sqrt3+1. さらに 2<3+1<32<\sqrt3+1<3 より f(f(f(3)))=1(3+1)−2=13−1=3+12.\displaystyle f(f(f(\sqrt3)))=\frac1{(\sqrt3+1)-2}=\frac1{\sqrt3-1}=\frac{\sqrt3+1}{2}.

(3) t=x−n (0<t<1)t=x-n\ (0<t<1) とおくと f(x)=1/tf(x)=1/t。条件 f(x)=xf(x)=x は xt=1xt=1、すなわち x2−nx−1=0x^2-nx-1=0 と同値である。範囲に入る解は x=n+n2+42.\displaystyle x=\frac{n+\sqrt{n^2+4}}2.

(4) t=x−nt=x-n、k=⌊f(x)⌋≧1k=\lfloor f(x)\rfloor\ge1 とし、r=f(x)−k (0<r<1)r=f(x)-k\ (0<r<1) とおく。f(f(x))=xf(f(x))=x より r=1/xr=1/x。したがって 1t=k+1xすなわちkxt=n.\displaystyle \frac1t=k+\frac1x\quad\text{すなわち}\quad kxt=n. 各整数 k≧1k\ge1 について、関数 k(n+t)tk(n+t)t は 0<t<10<t<1 で、tt が大きくなると値も必ず大きくなり、端点値は 00 と k(n+1)>nk(n+1)>n なので、方程式 k(n+t)t=nk(n+t)t=n は0<tk<10<t_k<1 を満たすただ1つの tkt_k をもつ。この tkt_k では 1/tk=k+1/(n+tk)1/t_k=k+1/(n+t_k) となるので、実際に ⌊f(x)⌋=k\lfloor f(x)\rfloor=k であり、解はすべて k=1,2,…k=1,2,\ldots に対応する。kk が大きいほど n/kn/k は小さくなるため tkt_k は小さく、xk=n+tkx_k=n+t_k は k=1,2,…k=1,2,\ldots の順に大きい順で並ぶ。固定点条件 f(x)=xf(x)=x は xt=1xt=1 であり、kxt=nkxt=n と合わせると k=nk=n。よって固定点は nn 番目に現れる。

(1)(2) は各段階で床関数の値を区間から確定し、小数部分を取って逆数にする。(3) は x=n+tx=n+t とおくと二次方程式になり、正の解が n<x<n+1n<x<n+1 にただ一つある。(4) は f(x)f(x) の整数部分を kk、小数部分を rr と置く。二重反復条件から r=1x\displaystyle r=\frac1x が必要十分で、kxt=nkxt=n を得る。各 k=1,2,…k=1,2,\ldots に対して tt は一意に存在し、kk の増加とともに tt が減少するので、大きい順は k=1,2,…k=1,2,\ldots に対応する。固定点は k=nk=n のときだけである。

この問題で使う考え方

  • 床関数
  • 小数部分による場合分け
  • 二次方程式
  • 単調性

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。