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浜松医科大学/2017年度/前期

浜松医科大学 2017年 数学 第2問解答・解説

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1問題

浜松医科大学2017年度第2問配点 50点

直交する2つの直線 ℓ1\ell_{1} と ℓ2\ell_{2} がある。ℓ1\ell_{1} と平行で距離 rr の直線を ℓ1\ell_{1} のまわりに1回転してできる円柱を C1C_{1},ℓ2\ell_{2} と平行で距離 rr の直線を ℓ2\ell_{2} のまわりに1回転してできる円柱を C2C_{2} とし,2つの円柱 C1C_{1} と C2C_{2} の共通部分の立体を DD とする。以下の問いに答えよ。

(1) 直線 ℓ1\ell_{1} に直交する平面による DD の切り口の概形を図示せよ。

(2) 直線 ℓ1\ell_{1} と ℓ2\ell_{2} を含む平面と平行な平面による DD の切り口の概形を図示せよ。

(3) DD の概形を図示せよ。

(4) DD の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)x=0x=0 では半径 rr の円板、0<∣x∣<r0<|x|<r では円板を上下の水平線で切った帯状部分、∣x∣=r|x|=r では線分。 (2)z=tz=t の断面は一辺 2r2−t22\sqrt{r^2-t^2} の正方形(∣t∣≦r|t|\le r)。 (3)断面が中央で最大、上下端 z=±rz=\pm r で一点となる共通部分を図示。 (4)V=16r33\displaystyle V=\frac{16r^3}{3}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

ℓ1,ℓ2\ell_1,\ell_2 の交点を原点、両直線方向をそれぞれx軸、y軸、垂直方向をz軸とする。円柱の共通部分は y2+z2≦r2,x2+z2≦r2.y^2+z^2\le r^2,\qquad x^2+z^2\le r^2. (1)平面 x=ux=u では、円板 y2+z2≦r2y^2+z^2\le r^2 のうち ∣z∣≦r2−u2|z|\le\sqrt{r^2-u^2} を満たす部分が断面となる。u=0u=0 では円板全体、0<∣u∣<r0<|u|<r では帯状部分、∣u∣=r|u|=r では線分、∣u∣>r|u|>r では空である。

左右に(y,z)平面の断面を同じ縮尺で並べた図。左は半径rの円板で、下に「x=0:円板」とy²+z²≦r²を記す。右は同じ半径rの円(破線)の上下を水平線で切り取った帯状断面で、横幅は円板と同じ2r、上下の水平線の高さはz=±√(r²−u²)(図はu=0.6rの例)。下に「x=u(0<|u|<r):帯状断面」と、|u|=rのときは線分z=0になる注記がある。

(2)平面 z=tz=t では ∣x∣,∣y∣≦r2−t2|x|,|y|\le\sqrt{r^2-t^2} なので、∣t∣≦r|t|\le r なら一辺 2r2−t22\sqrt{r^2-t^2} の正方形、∣t∣=r|t|=r では一点となる。

正方形の断面が実線で描かれている。その下に「z=t:正方形断面」と表示されている。

(3)共通部分は中央の正方形断面が最大で、上下の z=±rz=\pm r で一点に縮む。側面は2円柱面の一部であり、断面の変化を表す概形は次の通り。

共通部分Dを斜め上から見た図。x軸(ℓ₁)は左下、y軸(ℓ₂)は右下、z軸は上向きに矢印で描かれ、原点はO。上端の黒点に(0,0,r)、隠れた下端の白抜き点に(0,0,−r)と記される。z=0の断面(一辺2rの正方形、頂点(±r,±r,0))は手前の2辺が実線、奥の2辺が破線。稜線は平面x=±y上の楕円の弧で、見える部分は実線、隠れた部分は破線。

(4)高さz=tでの断面積は 4(r2−t2)4(r^2-t^2)。よって V=∫−rr4(r2−t2) dt=4[r2t−t33]−rr=163r3.\displaystyle V=\int_{-r}^{r}4(r^2-t^2)\,dt =4\left[r^2t-\frac{t^3}{3}\right]_{-r}^{r} =\frac{16}{3}r^3.

この問題で使う考え方

  • 座標による共通部分の表現
  • 断面積の積分
  • 断面図の作成

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