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浜松医科大学/2019年度/前期

浜松医科大学 2019年 数学 第4問解答・解説

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1問題

浜松医科大学2019年度第4問

A,BA,B を空でない事象とする。このとき、以下の2つの条件 p,qp,q が同値であることを証明せよ。

pp:A,BA,B は独立である。

qq:点 O(0,0)O(0,0)、点 Q(P(A∩B), P(A∩B‾))Q\bigl(P(A\cap B),\,P(A\cap\overline{B})\bigr) 、点 R(P(A‾∩B), P(A‾∩B‾))R\bigl(P(\overline{A}\cap B),\,P(\overline{A}\cap\overline{B})\bigr) は同一直線上にある。ただし、P(A)P(A) は事象 AA が起こる確率を表すものとする。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 同値性
    p と q は同値。
  • 計算
    x=P(A),y=P(B),z=P(A∩B)x=P(A), y=P(B), z=P(A∩B) とおく。Q=(z,x−z),R=(y−z,1−x−y+z)Q=(z,x−z), R=(y−z,1−x−y+z)。det(Q,R)=z(1−x−y+z)−(x−z)(y−z)=z−xydet(Q,R)=z(1−x−y+z)−(x−z)(y−z)=z−xy。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

x=P(A), y=P(B), z=P(A∩B) とおく。確率の加法性から、 Q=(z,x−z),R=(y−z,1−x−y+z)Q=(z,x-z),\qquad R=(y-z,1-x-y+z) である。原点O,Q,Rが一直線上にある条件を成分で確認する。Q=(q1,q2)Q=(q_1,q_2)、R=(r1,r2)R=(r_1,r_2) とする。Qが零ベクトルならO=Qなので3点は一直線上にあり、q1r2−q2r1=0q_1r_2-q_2r_1=0 である。Qが零でなく、q1≠0q_1\ne0 なら、q1r2−q2r1=0q_1r_2-q_2r_1=0 から r2=(r1/q1)q2r_2=(r_1/q_1)q_2 となり、RはQの実数倍である。q1=0q_1=0 なら q2≠0q_2\ne0 で、q1r2−q2r1=0q_1r_2-q_2r_1=0 から r1=0r_1=0、従って R=(r2/q2)QR=(r_2/q_2)Q。逆にRがQの実数倍ならq1r2−q2r1=0q_1r_2-q_2r_1=0 である。よって、零ベクトルの場合も含め、3点が一直線上にあることとq1r2−q2r1=0q_1r_2-q_2r_1=0 は同値である。 q1r2−q2r1=z(1−x−y+z)−(x−z)(y−z)=z−xy.q_1r_2-q_2r_1 =z(1-x-y+z)-(x-z)(y-z)=z-xy. したがってqは z=xyz=xy、すなわち P(A∩B)=P(A)P(B)P(A\cap B)=P(A)P(B) と同値であり、これはA,Bが独立であることの定義である。よってpとqは同値である。q1r2−q2r1=0q_1r_2-q_2r_1=0 による判定は零ベクトルが含まれる場合にも成り立つ。

この問題で使う考え方

  • 確率の加法性
  • 2×2行列式による共線条件

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