浜松医科大学/2023年度/前期
浜松医科大学 2023年 数学 第1問解答・解説
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1問題
以下の枠内の問題。 問題 次の条件を満たす係数が整数の多項式 を考える。 このとき, を36で割ったときの余りを求めよ。 この枠内の問題に対する右の答案Aに対して,2つの下線部(a)および(b)の詳しい証明を与えよ。ただし,2つの波線部の事実は証明なしに用いてよい。 答案A(問題用紙に印刷された提示答案) 条件(II)より,因数定理を用いれば を満たす係数が整数の多項式 が存在する。このとき,条件(III)を満たす整数解の中で1以外の解 をとれば, が成立する。ここで, は整数であるから,式(#)を満たす は である。もし とすれば, となり,この値は4で割り切れるから,条件(I)に反する。ゆえに であるから であり,このとき,式(#)より であるから,再び因数定理を用いれば, を満たす係数が整数の多項式 が存在する。よって, と表すことができるから,。以上より,整数 を用いて とおけば, であるから, を36で割ったときの余りは18である。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
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数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
条件(II)より答案Aにあるとおり、係数が整数の多項式 を用いて と表せる。条件(III)の方程式は で成り立つ。実際、条件(II)より であり、右辺も だからである。この方程式は異なる整数解をもつので、そのうち でない整数解を とする。
は条件(III)の方程式を満たすから、 である。 より両辺を で割ると、 を得る。 と は整数なので、左辺は の倍数である。したがって は右辺も割り切る。一方、 だから、 は を割り切る。よって または であり、 または となる。これで (a) が示された。
もし なら、条件(III)の方程式から となり、 は で割り切れる。これは条件(I)に反する。したがって である。このとき、上の等式 に を代入して を得る。因数定理により、係数が整数の多項式 を用いて と表せる。
この因数分解を に代入すると である。条件(I)より は で割り切れないから、整数 は奇数である。(各 は整数)と書けば、 であり、 は奇数、残りの項はすべて偶数である。ゆえに は奇数であり、(b) が示された。
最後に、ある整数 を用いて と書ける。したがって よって を で割ったときの余りは である。
この問題で使う考え方
- HS_II_FACTOR_THEOREM
- 約数・倍数
- HS_A_CONGRUENCE
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