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弘前大学/2008年度

弘前大学 2008年 数学 第6問解答・解説

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1問題

弘前大学2008年度第6問

n を正の整数とする。3 次方程式

x3+3nx2−(3n+2)=0x ^ {3} + 3 n x ^ {2} - (3 n + 2) = 0

について次の問いに答えよ。

(1) すべての正の整数 n について, 上の 3 次方程式は正の解をただ 1 つしかもたないことを証明せよ。

(2) 各正の整数 n に対して, 上の 3 次方程式の正の解を ana_{n} とする。

極限値 lim⁡n→∞an\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}a_{n} を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    正の解はただ1つ
  • (2)
    1

3解答

解答を見る途中式つきの解答

Fn(x)=x3+3nx2−(3n+2)F_n(x)=x^3+3nx^2-(3n+2) とおく。Fn(1)=−1<0F_n(1)=-1<0、Fn(2)=9n+6>0F_n(2)=9n+6>0 なので、連続性から (1,2)(1,2) に解がある。また x>0x>0 で Fn′(x)=3x(x+2n)>0.F_n'(x)=3x(x+2n)>0. 従って正の範囲で単調増加であり、正の解はただ一つ。これを ana_n とすると 1<an<21<a_n<2。

方程式を整理して 3n(an2−1)=2−an3.3n(a_n^2-1)=2-a_n^3. 左辺は正だから 0<2−an3<10<2-a_n^3<1。従って 0<an−1=an2−1an+1=2−an33n(an+1)<16n,\displaystyle 0<a_n-1=\frac{a_n^2-1}{a_n+1} =\frac{2-a_n^3}{3n(a_n+1)} <\frac{1}{6n}, ここで an+1>2a_n+1>2 を用いた。はさみうちにより an→1a_n\to1。

値の符号変化と正の範囲での導関数の符号により存在と一意性を示した。極限は根が1より上にあることと方程式を差の形にした評価 0<an−1<16n\displaystyle 0<a_n-1<\frac1{6n} から導いた。

この問題で使う考え方

  • 導関数による単調性
  • 中間値の定理
  • 不等式評価とはさみうち

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