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弘前大学/2008年度

弘前大学 2008年 数学 第9問解答・解説

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1問題

弘前大学2008年度第9問

円 x2+y2=1x^{2} + y^{2} = 1 の y > 0 の部分を C とする。C 上の点 P と点 R (-1, 0) を結ぶ直線 PR と y 軸の交点を Q とし,その座標を (0, t) とする。このとき,次の問いに答えよ。

(1) 点 P の座標を (cos⁡θ,sin⁡θ)(\cos \theta, \sin \theta) とする。 cos⁡θ\cos \theta と sin⁡θ\sin \theta を t を用いて表せ。

(2) 3点A, B, Sの座標をA(-3, 0), B(3, 0), S(0, 1t\displaystyle \frac{1}{t} )とし, 2直線AQとBSの交点をTとする。

点 P が C 上を動くとき,点 T の描く図形を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) cos⁡θ=1−t21+t2,sin⁡θ=2t1+t2\displaystyle \quad \cos\theta=\dfrac{1-t^2}{1+t^2},\quad \sin\theta=\dfrac{2t}{1+t^2}\quad (t>0\quad t>0\quad )。 (2) X29+Y2=1, Y>0\displaystyle \quad \displaystyle\frac{X^2}{9}+Y^2=1,\space{}Y>0\quad 、すなわち上半楕円(端点 (−3,0),(3,0)\quad (-3,0),(3,0)\quad を除く)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

P=(u,v)P=(u,v) とおくと、PP は u2+v2=1u^2+v^2=1、v>0v>0 を満たす。R=(−1,0)R=(-1,0) と Q=(0,t)Q=(0,t) を結ぶ直線は y=t(x+1)y=t(x+1) なので、v=t(u+1)v=t(u+1)。u>−1u>-1 より t=v/(u+1)>0t=v/(u+1)>0。

(1) 円の式に代入すると u2+t2(u+1)2−1=(u+1){(1+t2)u+t2−1}=0。u^2+t^2(u+1)^2-1=(u+1)\{(1+t^2)u+t^2-1\}=0。 u+1>0u+1>0 だから u=1−t21+t2,v=2t1+t2。\displaystyle u=\frac{1-t^2}{1+t^2},\qquad v=\frac{2t}{1+t^2}。 ゆえに cos⁡θ=(1−t2)/(1+t2)\cos\theta=(1-t^2)/(1+t^2)、sin⁡θ=2t/(1+t2)\sin\theta=2t/(1+t^2)。

(2) 直線 AQAQ と BSBS は y=t3(x+3),y=3−x3t。\displaystyle y=\frac{t}{3}(x+3),\qquad y=\frac{3-x}{3t}。 これらを連立すると、交点 T=(X,Y)T=(X,Y) は X=3(1−t2)1+t2,Y=2t1+t2。\displaystyle X=\frac{3(1-t^2)}{1+t^2},\qquad Y=\frac{2t}{1+t^2}。 よって X2/9+Y2=((1−t2)2+4t2)/(1+t2)2=1X^2/9+Y^2=((1-t^2)^2+4t^2)/(1+t^2)^2=1 で、t>0t>0 より Y>0Y>0。

逆に X2/9+Y2=1X^2/9+Y^2=1、Y>0Y>0 の点では −3<X<3-3<X<3 なので、t=(3−X)/(3+X)>0t=\sqrt{(3-X)/(3+X)}>0 と定められる。このとき X=3(1−t2)/(1+t2)X=3(1-t^2)/(1+t^2)。また楕円の式と正の条件から Y=1−X2/9=2t/(1+t2)Y=\sqrt{1-X^2/9}=2t/(1+t^2)。したがって上半楕円の全点が得られる。端点 (−3,0),(3,0)(-3,0),(3,0) は含まれない。

答え

(1) cos⁡θ=1−t21+t2,sin⁡θ=2t1+t2\displaystyle \cos\theta=\dfrac{1-t^2}{1+t^2},\quad \sin\theta=\dfrac{2t}{1+t^2}(t>0t>0)。 (2) X29+Y2=1, Y>0\displaystyle\frac{X^2}{9}+Y^2=1,\ Y>0、すなわち上半楕円(端点 (−3,0),(3,0)(-3,0),(3,0) を除く)。

この問題で使う考え方

  • 円と直線の座標方程式
  • 媒介変数表示
  • 軌跡の逆包含確認

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