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弘前大学/2012年度

弘前大学 2012年 数学 第5問解答・解説

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1問題

弘前大学2012年度第5問

f(x)=(x2+(2−e)x+1)exf(x)=(x^{2}+(2-e)x+1)e^{x} とする。ここで e は自然対数の底である。

(1) 関数 f(x)f(x) の極大値を求めよ。

(2) 上で求めた極大値を b として, 曲線 y=f(x)y = f(x) と直線 y = b で囲まれる部分の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 極大値 1 (x=−1),1\space{}(x=-1),\qquad 面積 2−e+2e\displaystyle 2-e+\frac{2}{e}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

f(x)={x2+(2−e)x+1}exf(x)=\{x^2+(2-e)x+1\}e^x とおく。積の微分法より f′(x)={2x+(2−e)+x2+(2−e)x+1}ex=(x+1)(x+3−e)ex.f'(x)=\{2x+(2-e)+x^2+(2-e)x+1\}e^x =(x+1)(x+3-e)e^x. 2<e<32<e<3 であるから −1<e−3<0-1<e-3<0 であり、ex>0e^x>0 と合わせると、f′(x)f'(x) の符号は x<−1x<-1 で正、−1<x<e−3-1<x<e-3 で負、x>e−3x>e-3 で正となる。したがって x=−1x=-1 で極大となり、 f(−1)={1−(2−e)+1}e−1=1.f(-1)=\{1-(2-e)+1\}e^{-1}=1. よって極大値は b=1b=1 である。また f(0)=1f(0)=1 である。上の増減から x<−1x<-1 では f(x)<1f(x)<1、−1<x<0-1<x<0 でも f(x)<1f(x)<1、x>0x>0 では f(x)>1f(x)>1 となるため、 直線 y=1y=1 と曲線 y=f(x)y=f(x) の交点は x=−1,0x=-1,0 だけであり、囲まれた部分の面積は ∫−10(1−f(x)) dx\displaystyle \int_{-1}^{0}(1-f(x))\,dx である。

部分積分を用いると ∫xex dx=ex(x−1),∫x2ex dx=ex(x2−2x+2).\displaystyle \int xe^x\,dx=e^x(x-1),\qquad \int x^2e^x\,dx=e^x(x^2-2x+2). したがって ∫f(x) dx=ex(x2−2x+2)+(2−e)ex(x−1)+ex=ex(x2−ex+e+1).\displaystyle \int f(x)\,dx =e^x(x^2-2x+2)+(2-e)e^x(x-1)+e^x =e^x(x^2-ex+e+1). ゆえに ∫−10(1−f(x)) dx=[x−ex(x2−ex+e+1)]−10=−(e+1)−(−1−2−2e)=2−e+2e.\displaystyle \begin{aligned} \int_{-1}^{0}(1-f(x))\,dx &=\left[x-e^x(x^2-ex+e+1)\right]_{-1}^{0}\\ &=-(e+1)-\left(-1-2-\frac{2}{e}\right) =2-e+\frac{2}{e}. \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 指数関数のグラフ・増減
  • 積の微分
  • 指数・対数関数の微分
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 不定積分・定積分の性質
  • 曲線で囲まれた面積

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