本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

弘前大学/2012年度

弘前大学 2012年 数学 第10問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

弘前大学2012年度第10問

n を自然数とする。袋の中に n 枚のカードが入っていて,それらに 1 から n までの自然数がひとつずつ書かれている。袋からカードを 1 枚取り出し,書かれている数を記録し,カードを袋に戻すという試行を 3 回繰り返す。3 回の試行で記録された数の最大値を X とするとき,X の期待値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

最大値の尾確率を用いて期待値を和に直し、独立性から立方和を評価する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • E[X]=3n2+2n−14n=3n+2−1/n4.\displaystyle \mathbb{E}[X]=\frac{3n^2+2n-1}{4n}=\frac{3n+2-1/n}{4}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

各試行は独立で、各カードは等確率で取り出される。整数値をとる確率変数の尾確率を用いると、 X=∑j=1n1{X≧j},E[X]=∑j=1nP(X≧j).\displaystyle X=\sum\limits _{j=1}^{n}\mathbf{1}_{\{X\ge j\}},\qquad \mathbb{E}[X]=\sum\limits _{j=1}^{n}P(X\ge j). j=1,…\ldots,n に対し、X≦\le j-1 となるのは3回とも j-1 以下の数が出る場合なので、独立性から P(X≦j−1)=(j−1n)3,P(X≧j)=1−(j−1n)3.\displaystyle P(X\le j-1)=\left(\frac{j-1}{n}\right)^3,\qquad P(X\ge j)=1-\left(\frac{j-1}{n}\right)^3. したがって、 E[X]=n−1n3∑r=0n−1r3.\displaystyle \mathbb{E}[X]=n-\frac{1}{n^3}\sum\limits _{r=0}^{n-1}r^3. 立方和は、各 r について r3=(r(r+1)2)2−(r(r−1)2)2\displaystyle r^3=\left(\frac{r(r+1)}{2}\right)^2-\left(\frac{r(r-1)}{2}\right)^2 と表せるので、和をとると望遠和となり、 ∑r=0n−1r3=(n(n−1)2)2.\displaystyle \sum\limits _{r=0}^{n-1}r^3=\left(\frac{n(n-1)}{2}\right)^2. これを代入して E[X]=n−(n−1)24n=3n2+2n−14n.\displaystyle \mathbb{E}[X]=n-\frac{(n-1)^2}{4n}=\frac{3n^2+2n-1}{4n}.

この問題で使う考え方

  • 余事象
  • 期待値
  • 独立な試行
  • 総和記号と数列の和

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。