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弘前大学/2016年度

弘前大学 2016年 数学 第5問解答・解説

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1問題

弘前大学2016年度第5問

次の問いに答えよ。

(1) 関数 f(x)=x(x2−4x+3)f(x)=x(x^{2}-4x+3) の極値を求めよ。

(2) k を定数とするとき, 方程式 x∣x2−4x+3∣=kx|x^{2}-4x+3|=k の異なる実数解の個数を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 極大値147−2027\displaystyle \frac{14\sqrt7-20}{27}をx=4−73\displaystyle x=\frac{4-\sqrt7}{3}でとり、極小値−20+14727\displaystyle -\frac{20+14\sqrt7}{27}をx=4+73\displaystyle x=\frac{4+\sqrt7}{3}でとる。(2) k<0k<0:1個、k=0k=0:3個、0<k<A0<k<A:5個、k=Ak=A:4個、A<k<CA<k<C:3個、k=Ck=C:2個、k>Ck>C:1個。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

f(x)=x(x2−4x+3)=x3−4x2+3xf(x)=x(x^2-4x+3)=x^3-4x^2+3x とおく。

(1) f′(x)=3x2−8x+3=0すなわちx=α:=4−73,x=β:=4+73.\displaystyle f'(x)=3x^2-8x+3=0 \quad\text{すなわち}\quad x=\alpha:=\frac{4-\sqrt7}{3},\quad x=\beta:=\frac{4+\sqrt7}{3}. 導関数の符号は x<αx<\alpha と x>βx>\beta で正、α<x<β\alpha<x<\beta で負だから、x=αx=\alpha が極大点、x=βx=\beta が極小点。臨界点では 3x2−8x+3=03x^2-8x+3=0 より x2=(8x−3)/3, x3=(55x−24)/9x^2=(8x-3)/3,\ x^3=(55x-24)/9 なので f(x)=12−14x9.\displaystyle f(x)=\frac{12-14x}{9}. これを α,β\alpha,\beta に代入すると f(α)=147−2027,f(β)=−20+14727.\displaystyle \boxed{f(\alpha)=\frac{14\sqrt7-20}{27}},\qquad \boxed{f(\beta)=-\frac{20+14\sqrt7}{27}}.

(2) g(x)=x∣x2−4x+3∣g(x)=x|x^2-4x+3|、A=(147−20)/27A=(14\sqrt7-20)/27、C=(20+147)/27C=(20+14\sqrt7)/27 とおく。α<1<β<3\alpha<1<\beta<3 であり、 g(x)={f(x),x≦1 または x≧3,−f(x),1≦x≦3.g(x)= \begin{cases} f(x),&x\leq1\ \text{または}\ x\geq3,\\ -f(x),&1\leq x\leq3. \end{cases} (1)の増減から、gg は順に x の範囲x≦αα≦x≦11≦x≦ββ≦x≦33≦xg(x)−∞↗AA↘00↗CC↘00↗∞\begin{array}{c|ccccc} x\text{ の範囲}&x\le\alpha&\alpha\le x\le1&1\le x\le\beta&\beta\le x\le3&3\le x\\ \hline g(x)&-\infty\nearrow A&A\searrow0&0\nearrow C&C\searrow0&0\nearrow\infty \end{array} と変化する。0<A<C0<A<C。水平線 y=ky=k との交点数を各区間で数えると、異なる実数解の個数は kk<0k=00<k<Ak=AA<k<Ck=Ck>C個数1354321\begin{array}{c|rrrrrrr} k&k<0&k=0&0<k<A&k=A&A<k<C&k=C&k>C\\ \hline \text{個数}&1&3&5&4&3&2&1 \end{array} となる。k=0k=0 の解は x=0,1,3x=0,1,3。

この問題で使う考え方

  • 導関数による増減
  • 場合分け
  • 水平線とグラフの交点数

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