広島大学/2008年度/前期
広島大学 2008年 数学 第4問解答・解説
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1問題
平面上のベクトル は、その大きさがともに であり、なす角が である。このとき、次の問いに答えよ。
(1) 内積 を求めよ。
(2) を整数とするとき、 は偶数であることを示せ。
(3) (2)で、またはが奇数のとき、 は4の倍数ではないことを示せ。
(4) が整数であり、ではないならば、 は整数ではないことを示せ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) 2.
は偶数.
(3) k または が奇数なら は 4 の倍数ではない.
なら は整数ではない.数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
, の大きさはともに 、なす角は であるから、、。
(1) 。
(2) は整数なので、。 よってこれは偶数である。
(3) k, の偶奇を考える。 が (奇,偶)、(偶,奇)、(奇,奇) のいずれの場合も、 は奇数である(それぞれ奇-偶+偶、偶-偶+奇、奇-奇+奇となる)。したがって = は4を法として2に合同であり、4の倍数ではない。
(4) とする。両方を割る最大の2のべき乗を用いて (t は0以上の整数)と表せば、 は整数で少なくとも一方は奇数である。 (3) より は偶数だが4の倍数ではない。もし が整数なら、 である。t 回、N^2 が4の倍数なら N は偶数であることを用いて両辺を4で割ると、 は整数の平方となる。しかし偶数の平方は4の倍数だから、これは q が4の倍数でないことに矛盾する。よって |m+n| は整数ではない。
この問題で使う考え方
- ベクトルの内積
- ベクトルの和・差・実数倍
- 約数・倍数
- 対偶・背理法による証明
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