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東京慈恵会医科大学/2015年度/前期

東京慈恵会医科大学 2015年 数学 第1問解答・解説

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1問題

東京慈恵会医科大学2015年度第1問

次の □\square にあてはまる適切な数値を解答欄に記入せよ。

(1) A,BA,B の2人が次のようなゲームを行う。赤玉2個,白玉1個が入っている袋から玉を1個取り出し,色を調べてからもとに戻す。取り出した玉の色により,赤玉のときは AA が1点を得て,白玉のときは BB が2点を得る。この試行を繰り返し,先に3点以上得た方を勝ちとしてゲームを終了する。このとき,BB が勝つ確率は (ア)\boxed{\text{(ア)}} である。また,ゲームが3回目の試行により終了する確率は (イ)\boxed{\text{(イ)}} である。

(2) 四面体 ABCDABCD において,AB=3, BC=13, CA=4, DA=DB=DC=3AB=3,\ BC=\sqrt{13},\ CA=4,\ DA=DB=DC=3 とし,頂点 DD から △ABC\triangle ABC に垂線 DHDH を下ろす。このとき,DHDH の長さは (ウ)\text{(ウ)},四面体 ABCDABCD の体積は (エ)\text{(エ)} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)\quad ア=1127,\displaystyle =\frac{11}{27},\quad イ=49;\displaystyle =\frac49;\qquad (2)\quad ウ=423,\displaystyle =\frac{\sqrt{42}}3,\quad エ=14=\sqrt{14}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 赤玉を引く確率は 2/32/3、白玉を引く確率は 1/31/3 であり、各回の試行は独立である。赤玉を引くたびにAの得点は1点、白玉を引くたびにBの得点は2点増えるから、Aは赤玉3回目、Bは白玉2回目に勝つ。したがって、ゲームは遅くとも4回目までに終了する。 4回の試行後も終了していないと仮定すると、赤玉は2回以下、白玉は1回以下なので、合計は3回以下となって矛盾する。

Bが2回目で勝つのは最初の2回が WWWW のときで、確率は (1/3)2=1/9(1/3)^2=1/9 である。3回目でBが勝つには、最初の2回が RWRW または WRWR で、3回目が白玉であればよい。確率は 2⋅23⋅13⋅13=427.\displaystyle 2\cdot\frac23\cdot\frac13\cdot\frac13=\frac4{27}. 4回目でBが勝つには、最初の3回に赤玉2回、白玉1回が出て、4回目に白玉が出ればよい。最初の3回の並びは3通りあり、どの場合も途中で勝敗は決まらない。よって確率は 3⋅(23)2⋅13⋅13=427.\displaystyle 3\cdot\left(\frac23\right)^2\cdot\frac13\cdot\frac13=\frac4{27}. この3つは終了時刻が異なる事象で重複しない。またBが勝つには2回目、3回目、4回目のいずれかで白玉2回目を引く必要があるので、以上で場合分けは尽くされる。したがって P(B が勝つ)=19+427+427=1127.\displaystyle P(B\text{ が勝つ})=\frac19+\frac4{27}+\frac4{27}=\frac{11}{27}.

ゲームがちょうど3回目で終わるのは、最初の2回が RRRR で3回目も赤玉となる場合、または最初の2回が RW,WRRW,WR のいずれかで3回目が白玉となる場合である。最初の2回が WWWW なら2回目で既に終了し、上記以外の並びでは3回目にはどちらも3点に達しない。ゆえに P(3回目で終了)=(23)3+2⋅23⋅13⋅13=827+427=49.\displaystyle P(3\text{回目で終了})=\left(\frac23\right)^3+2\cdot\frac23\cdot\frac13\cdot\frac13=\frac8{27}+\frac4{27}=\frac49.

(2) 平面 ABCABC 内で A=(0,0),B=(3,0)A=(0,0), B=(3,0) とおく。C=(u,v)C=(u,v) とすると u2+v2=16,(u−3)2+v2=13.u^2+v^2=16,\qquad (u-3)^2+v^2=13. 差をとって 6u−9=36u-9=3、よって u=2u=2。したがって v2=12v^2=12 であり、座標軸の向きを選んで C=(2,23)C=(2,2\sqrt3) とできる。よって底面積は [ABC]=12⋅3⋅23=33.\displaystyle [ABC]=\frac12\cdot3\cdot2\sqrt3=3\sqrt3.

DH⊥ABCDH\perp ABC なので、三角形 DHA,DHB,DHCDHA,DHB,DHC はいずれも直角三角形である。DA=DB=DC=3DA=DB=DC=3 で共通の辺 DHDH をもつことから HA=HB=HCHA=HB=HC となり、HH は三角形 ABCABC の外心である。H=(h,k)H=(h,k) とおくと、HA=HBHA=HB より h=3/2h=3/2。さらに HA=HCHA=HC より (32)2+k2=(32−2)2+(k−23)2,\displaystyle \left(\frac32\right)^2+k^2=\left(\frac32-2\right)^2+(k-2\sqrt3)^2, したがって 43k=104\sqrt3 k=10、よって k=5/(23)k=5/(2\sqrt3)。よって HA2=(32)2+(523)2=133.\displaystyle HA^2=\left(\frac32\right)^2+\left(\frac5{2\sqrt3}\right)^2=\frac{13}{3}. 直角三角形 DHADHA で DA=3DA=3 だから DH2=DA2−HA2=9−133=143,DH=143=423.\displaystyle DH^2=DA^2-HA^2=9-\frac{13}{3}=\frac{14}{3},\qquad DH=\sqrt{\frac{14}{3}}=\frac{\sqrt{42}}3. したがって四面体の体積は V=13[ABC] DH=13⋅33⋅423=14.\displaystyle V=\frac13[ABC]\,DH=\frac13\cdot3\sqrt3\cdot\frac{\sqrt{42}}3=\sqrt{14}.

この問題で使う考え方

  • 独立な試行
  • 和の法則
  • 座標による距離
  • 三角形の中心
  • 空間図形の計量

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