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東京慈恵会医科大学/2018年度/前期

東京慈恵会医科大学 2018年 数学 第1問解答・解説

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1問題

東京慈恵会医科大学2018年度第1問

次の □\square にあてはまる適切な数値を解答欄に記入せよ。

(1) 1の数字が書かれたカードが1枚、2の数字が書かれたカードが2枚、3の数字が書かれたカードが3枚、4の数字が書かれたカードが4枚の合計10枚のカードがある。カードをよく混ぜて、1枚ずつ3枚のカードを取り出し、取り出した順に左から並べて3桁の整数 NN をつくる。このとき、NN が3の倍数である確率は ア\boxed{\text{ア}}、6の倍数である確率は イ\boxed{\text{イ}} である。

(2) 実数 x,yx,y が ∣2x+y∣+∣2x−y∣=4|2x+y|+|2x-y|=4 をみたすとき、2x2+xy−y22x^2+xy-y^2 のとり得る値の範囲は ウ≦2x2+xy−y2≦エ\boxed{\text{ウ}}\leq 2x^2+xy-y^2\leq\boxed{\text{エ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア=41120,イ=1360;−92≦2x2+xy−y2≦94(ウ=−92, エ=94).\displaystyle \text{ア}=\frac{41}{120},\qquad \text{イ}=\frac{13}{60};\qquad -\frac92\leq 2x^2+xy-y^2\leq\frac94\quad\left(\text{ウ}=-\frac92,\ \text{エ}=\frac94\right).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 数字を3で割った余りごとにカードを分けると、余り0のカードは3枚(3)、余り1のカードは5枚(1が1枚、4が4枚)、余り2のカードは2枚(2)である。カードの取り出し方は順序を区別して 10⋅9⋅8=72010\cdot9\cdot8=720 通りある。

3の倍数となるには、3枚の余りの和が3の倍数であればよい。余りの組は、(0,0,0)(0,0,0)、(1,1,1)(1,1,1)、(2,2,2)(2,2,2)、または (0,1,2)(0,1,2) の並べ替えである。ただし余り2のカードは2枚しかないため (2,2,2)(2,2,2) は不可能である。よって条件を満たす順序付きの取り出し方は 3⋅2⋅1+5⋅4⋅3+3!⋅3⋅5⋅2=6+60+180=2463\cdot2\cdot1+5\cdot4\cdot3+3!\cdot3\cdot5\cdot2=6+60+180=246 通りであり、求める確率は 246/720=41/120246/720=41/120 である。

6の倍数となるには、3の倍数で、かつ最後の数字が偶数であればよい。最後の数字が2のとき、最後のカードの選び方は2通りである。これを固定すると、前2枚の余りは (0,1)(0,1) または (1,0)(1,0) であり、その選び方は 3⋅5+5⋅3=303\cdot5+5\cdot3=30 通りだから、この場合は 2⋅30=602\cdot30=60 通りである。

最後の数字が4のとき、最後のカードは4通りある。これを固定すると、前2枚の余りは (0,2)(0,2)、(2,0)(2,0)、(1,1)(1,1) のいずれかである。余り1のカードは最後の4を除いて4枚残るから、前2枚の選び方は 3⋅2+2⋅3+4⋅3=243\cdot2+2\cdot3+4\cdot3=24 通りであり、この場合は 4⋅24=964\cdot24=96 通りである。したがって6の倍数となる確率は 60+96720=1360.\displaystyle \frac{60+96}{720}=\frac{13}{60}.

(2) u=2xu=2x とおく。実数 u,yu,y について ∣u+y∣+∣u−y∣=2max⁡(∣u∣,∣y∣)\displaystyle |u+y|+|u-y|=2\max(|u|,|y|) である。したがって条件は max⁡(∣u∣,∣y∣)=2\displaystyle \max(|u|,|y|)=2、すなわち (u,y)(u,y) が正方形 −2≦u,y≦2-2\leq u,y\leq2 の周上にあることと同値である。また 2x2+xy−y2=u2+uy−2y22.\displaystyle 2x^2+xy-y^2=\frac{u^2+uy-2y^2}{2}.

まず辺 u=2u=2 では、この式は 2+y−y2=94−(y−12)2\displaystyle 2+y-y^2=\frac94-(y-\frac12)^2 となり、−2≦y≦2-2\leq y\leq2 での最大値は 9/49/4、最小値は端点での −4-4 である。辺 u=−2u=-2 では 2−y−y2=94−(y+12)2\displaystyle 2-y-y^2=\frac94-(y+\frac12)^2 となり、最大値は 9/49/4、最小値は −4-4 である。

辺 y=2y=2 では 12u2+u−4=12(u+1)2−92\displaystyle \frac12u^2+u-4=\frac12(u+1)^2-\frac92 となるので最小値は −9/2-9/2、最大値は端点での 00 である。辺 y=−2y=-2 では 12u2−u−4=12(u−1)2−92\displaystyle \frac12u^2-u-4=\frac12(u-1)^2-\frac92 となるので最小値は −9/2-9/2、最大値は端点での 00 である。以上より、全体での範囲は −92≦2x2+xy−y2≦94\displaystyle -\frac92\leq 2x^2+xy-y^2\leq\frac94 である。

この問題で使う考え方

  • 積の法則
  • 確率の基本法則
  • 二次関数のグラフと頂点
  • 二次関数の最大・最小

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