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信州大学/2017年度

信州大学 2017年 数学 第2問解答・解説

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1問題

信州大学2017年度第2問

1から10までの自然数が1つずつ書かれているカードが10枚あるとする。ただし,同じ数が書かれたカードはないものとする。この中から2枚のカードを同時に引き,小さい方の数を p,大きい方の数を q とする。座標平面上の3点 (p,0), (q,0), (0,2pq) を通る2次関数のグラフを C とするとき,以下の問いに答えよ。(1) C の頂点の x 座標が整数になる確率を求めよ。(2) C と x 軸とで囲まれた領域の面積が整数になる確率を求めよ。(3) 原点 O から C に引いた2本の接線の傾きがともに整数になる確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

全組数は (102)=45\displaystyle \binom{10}{2}=45。曲線を y=A(x−p)(x−q)y=A(x-p)(x-q) とおくと Apq=2pqApq=2pq より A=2A=2。 (1) 頂点の横座標 (p+q)/2(p+q)/2 が整数であるのは両数が同じ偶奇のとき。組数 2(52)=20\displaystyle 2\binom52=20 より確率 4/94/9。 (2) d=q−pd=q-p とおくと面積は ∫0d2t(d−t)dt=d3/3\displaystyle \int_0^d2t(d-t)dt=d^3/3。整数になるのは dd が3の倍数のときである。d=3,6,9d=3,6,9 の組数は7,4,1なので確率 12/45=4/1512/45=4/15。 (3) 原点を通る直線 y=mxy=mx との交点式は 2x2−{2(p+q)+m}x+2pq=02x^2-\{2(p+q)+m\}x+2pq=0。 接線条件は判別式0なので m=−2(p+q)±4pq.m=-2(p+q)\pm4\sqrt{pq}. 両傾きが整数なら pq\sqrt{pq} は有理数。有理数の平方が整数ならその有理数も整数である。実際,既約分数 u/vu/v の平方が整数なら v2v^2 が u2u^2 を割るが互いに素なので v=1v=1。 従って必要十分条件は pqpq が平方数であること。1〜10を平方因子を取り除いた部分で分類すると,同群の複数要素は {1,4,9}\{1,4,9\} と {2,8}\{2,8\} だけ。組数は (32)+1=4\displaystyle \binom32+1=4,確率は 4/454/45。

この問題で使う考え方

  • 二次関数のグラフと頂点
  • 二次関数の最大・最小
  • 組合せ
  • 確率の基本法則

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