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信州大学/2017年度

信州大学 2017年 数学 第3問解答・解説

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1問題

信州大学2017年度第3問

座標平面上の点 O(0,0), A(a_1,a_2), B(b_1,b_2), C(b_2,-b_1) を考える。さらに,0≦θ_1≦π, 0≦θ_2≦π に対し,D(a1cos⁡θ1−a2sin⁡θ1, a1sin⁡θ1+a2cos⁡θ1)D(a_1\cos θ_1-a_2\sin θ_1,\ a_1\sin θ_1+a_2\cos θ_1) E(b1cos⁡θ2−b2sin⁡θ2, b1sin⁡θ2+b2cos⁡θ2)E(b_1\cos θ_2-b_2\sin θ_2,\ b_1\sin θ_2+b_2\cos θ_2) とおく。(1) |OA→\overrightarrow{OA}|=|OD→\overrightarrow{OD}| を示せ。(2) OA→\overrightarrow{OA}⋅\cdotOC→\overrightarrow{OC}=0 かつ OA→\overrightarrow{OA}⋅\cdotOB→\overrightarrow{OB}=2OD→\overrightarrow{OD}⋅\cdotOE→\overrightarrow{OE}≠0 であるとする。θ_1=π/7 であるとき,θ_2 を求めよ。(3) △OAB の外接円の半径を r_1 とし,△ODE の外接円の半径を r_2 とする。また,△OAB の面積を S とする。AB:DE=2:3 であるとき,△ODE の面積を,S, r_1, r_2 で表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) ∣OD∣=∣OA∣\quad |OD|=|OA|\quad 。 (2) θ2=10π/21\quad \theta_2=10\pi/21\quad 。 (3) [ODE]=3r1S2r2\displaystyle \quad [ODE]=\frac{3r_1S}{2r_2}\quad 。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 回転後の座標から ∣OD∣2=(a1cos⁡θ1−a2sin⁡θ1)2+(a1sin⁡θ1+a2cos⁡θ1)2=a12+a22=∣OA∣2.|OD|^2=(a_1\cos\theta_1-a_2\sin\theta_1)^2+(a_1\sin\theta_1+a_2\cos\theta_1)^2=a_1^2+a_2^2=|OA|^2. 長さは非負なので ∣OD∣=∣OA∣|OD|=|OA|。

(2) OA→⋅OC→=a1b2−a2b1=0\overrightarrow{OA}\cdot\overrightarrow{OC}=a_1b_2-a_2b_1=0 より、OB→=λOA→\overrightarrow{OB}=\lambda\overrightarrow{OA} とおける。与条件の内積が0でないので λ∣OA∣2≠0\lambda|OA|^2\ne0。回転で長さと内積が保たれることから OD→⋅OE→=λ∣OA∣2cos⁡(θ2−θ1).\overrightarrow{OD}\cdot\overrightarrow{OE}=\lambda|OA|^2\cos(\theta_2-\theta_1). これを OA→⋅OB→=2OD→⋅OE→\overrightarrow{OA}\cdot\overrightarrow{OB}=2\overrightarrow{OD}\cdot\overrightarrow{OE} に代入して共通の非零因子を消すと cos⁡(θ2−θ1)=1/2\cos(\theta_2-\theta_1)=1/2。0≦θ1,θ2≦π0\le\theta_1,\theta_2\le\pi、θ1=π/7\theta_1=\pi/7 より、θ2−θ1=±π/3\theta_2-\theta_1=\pm\pi/3 のうち範囲に入るのは π/3\pi/3 だけである。したがって θ2=π7+π3=10π21.\displaystyle \theta_2=\frac{\pi}{7}+\frac{\pi}{3}=\frac{10\pi}{21}.

(3) ∣OD∣=∣OA∣|OD|=|OA|、∣OE∣=∣OB∣|OE|=|OB|。三角形の面積を abc4R\displaystyle \frac{abc}{4R}(辺長 a,b,ca,b,c、外接円半径 RR)で表すと、 S=∣OA∣∣OB∣∣AB∣4r1,[ODE]=∣OD∣∣OE∣∣DE∣4r2.\displaystyle S=\frac{|OA||OB||AB|}{4r_1},\qquad [ODE]=\frac{|OD||OE||DE|}{4r_2}. よって [ODE]=S∣DE∣∣AB∣r1r2=3Sr12r2.\displaystyle [ODE]=S\frac{|DE|}{|AB|}\frac{r_1}{r_2}=\frac{3Sr_1}{2r_2}.

回転座標の二乗和から ∣OD∣=∣OA∣|OD|=|OA| が従う。OC⊥OBOC\perp OB と OA⋅OC=0OA\cdot OC=0 から OA∥OBOA\parallel OB となる。非零の内積条件を回転角差で表すと cos⁡(θ2−θ1)=1/2\cos(\theta_2-\theta_1)=1/2。角度範囲から θ2=10π/21\theta_2=10\pi/21。最後に三角形の面積公式 K=abc/(4R)K=abc/(4R) と長さ保存、DE/AB=3/2DE/AB=3/2 を用いる。

この問題で使う考え方

  • 回転による長さ保存
  • 内積と回転角差
  • 面積と外接円半径の関係

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