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鹿児島大学/2001年度/前期

鹿児島大学 2001年 数学 第2問解答・解説

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1問題

鹿児島大学2001年度第2問

次の各問に答えよ。

(1) 関数 f(x)=x−ex−1f(x)=x-e^{x-1} について,方程式 f(x)=0f(x)=0 は正の解をただ1つもつことを示し,その解を求めよ。

(2) x>0x>0 で曲線 y=2x2log⁡xy=2x^2\log x と曲線 y=kx2−k(k>0)y=kx^2-k\quad(k>0) が共有点において,共通の接線をもつように定数 kk の値を定めよ。

(3) (2)の kk の値とそのときの共有点の xx 座標 α\alpha に対して, lim⁡n→∞∫1nα(2x2log⁡x−kx2+k) dx\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\int_{\frac{1}{n}}^{\alpha}(2x^2\log x-kx^2+k)\,dx を求めよ。ただし,必要があれば lim⁡n→∞log⁡nn=0\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{\log n}{n}=0 を用いてよい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)x=1/(2)k=1/(3)4/9(1) x=1 / (2) k=1 / (3) 4/9

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) f′(x)=1−ex−1f'(x)=1-e^{x-1} である。0<x<10<x<1 では ex−1<1e^{x-1}<1 より f′(x)>0f'(x)>0 だから、f は 0<x<10<x<1 の範囲で増加する。また f(1)=0f(1)=0 なので、0<x<10<x<1 では f(x)<0f(x)<0 である。x>1x>1 では f′(x)<0f'(x)<0 だから、f は x>1x>1 の範囲で減少し、f(x)<f(1)=0f(x)<f(1)=0 である。したがって正の解は x=1x=1 ただ一つである。

(2) x=a (a>0)x=a\ (a>0) を共有点の x 座標とする。共有点での関数値が等しいことから 2a2log⁡a=k(a2−1)(1)2a^2\log a=k(a^2-1)\quad(1) を得る。また導関数はそれぞれ 4xlog⁡x+2x4x\log x+2x と 2kx2kx だから、接線の傾きが等しいことから 4alog⁡a+2a=2ka4a\log a+2a=2ka、すなわち k=2log⁡a+1(2)k=2\log a+1\quad(2) である。(2) を(1) に代入して整理すると 2log⁡a=a2−12\log a=a^2-1 となる。ここで g(a)=2log⁡a−a2+1g(a)=2\log a-a^2+1 とおくと、g′(a)=2a−2a=2(1−a2)a\displaystyle g'(a)=\frac{2}{a}-2a=\frac{2(1-a^2)}{a} である。よって g は 0<a<10<a<1 で増加し、a>1a>1 で減少する。g(1)=0g(1)=0 は最大値なので、g(a)=0g(a)=0 を満たすのは a=1a=1のみである。(2) より k=1k=1 である。実際、a=1, k=1a=1,\ k=1 では両曲線は (1,0)(1,0) を通り、接線の傾きはいずれも 2 である。

(3) k=1,α=1k=1,\quad\alpha=1 である。x>0x>0 において 2x2log⁡x−x2+12x^2\log x-x^2+1 の原始関数は、部分積分により F(x)=23x3log⁡x−59x3+x\displaystyle F(x)=\frac{2}{3}x^3\log x-\frac{5}{9}x^3+x である。したがって求める極限は lim⁡n→∞(F(1)−F(1n))\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\left(F(1)-F\left(\frac1n\right)\right) である。F(1)=49\displaystyle F(1)=\frac49 であり、F(1n)=−2log⁡n3n3−59n3+1n⟶0\displaystyle F\left(\frac1n\right)=-\frac{2\log n}{3n^3}-\frac{5}{9n^3}+\frac1n\longrightarrow0 となる。実際、問題文の log⁡nn→0\displaystyle \frac{\log n}{n}\to0 から log⁡nn3=1n2log⁡nn→0\displaystyle \frac{\log n}{n^3}=\frac{1}{n^2}\frac{\log n}{n}\to0 である。よって極限値は 49\displaystyle \frac49 である。

この問題で使う考え方

  • 導関数と増減
  • 定積分
  • 合成関数の微分
  • 指数・対数関数の微分
  • 曲線の接線
  • 部分積分法
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 数列の極限

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