原問は3-1、3-2、3-3から1問を選ぶ形式である。以下では復習用に3問すべてを解説する。 3-1 (1) 右辺を展開すると (ac+bd)2+(ad−bc)2=a2c2+2abcd+b2d2+a2d2−2abcd+b2c2=(a2+b2)(c2+d2). よって与えられた恒等式が成立する。 3-1 (2) m,n∈Aなら、整数a,b,c,dを用いてm=a2+b2、n=c2+d2と書ける。(1)より mn=(ac+bd)2+(ad−bc)2. ac+bd,ad−bcはいずれも整数なのでmn∈Aである。 3-1 (3) 5=12+22なので5∈A。(2)を繰り返せば52,53,54,55∈Aとなる。直接にも55=3125=552+102と確認できる。 3-2 (1) n=1を与式に代入するとa1=0。n≧2では nSn=(n−1)(2an+2−n), (n+1)(Sn+an+1)=n(2an+1+1−n) より(n+1)Sn=(n−1)(an+1−n)。 これを最初の式と合わせ、n−1=0で割ると (n+1)(2an+2−n)=n(an+1−n), 従ってnan+1−2(n+1)an=n+2。 n=1でもa2−4a1=3が成立するから nan+1−2(n+1)an=n+2(n≧1). 3-2 (2) (1)を変形するとn(an+1+1)=2(n+1)(an+1)。よって bn+1=n+1an+1+1=2nan+1=2bn. b1=1だからbn=2n−1、従ってan=n2n−1−1。 3-2 (3) T=k=1∑nk2kとおく。添字を一つずらして2T−Tを計算すると T=n2n+1−k=1∑n2k=(n−1)2n+1+2. 従って k=1∑n(2ak+1)=(n−1)2n+1+2−n. 3-3 (1) 相似によって円の半径を1としてよい。直交座標を O=(0,0),P=(−1,0),Q=(1,0),R=(0,1) と取る。AはORの延長上にありPA=PQ=2だからA=(0,3)。 直線PA上の点を(−1+λ,3λ)と表し、円x2+y2=1へ代入すると (−1+λ)2+3λ2=1⟺2λ(2λ−1)=0. P以外の交点ではλ=1/2なので M=(−1/2,3/2) であり、MはPAの中点である。 3-3 (2) 直線MQはy=(1−x)/3なのでB=(0,1/3)。 AP=2,PB=1+1/3=2/3 からAP:PB=3:1。 またAR=3−1、RB=1−1/3より AR:RB=3:1. 3-3 (3) Pから右向きの水平線を基準にすると、PA,PR,PBの傾きはそれぞれ3,1,1/3。従って水平線との角はそれぞれ60∘,45∘,30∘である。 よって∠APR=∠RPB=15∘となり、PRは∠APBの二等分線である。