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鹿児島大学/2001年度/前期

鹿児島大学 2001年 数学 第1問解答・解説

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1問題

鹿児島大学2001年度第1問

変数 θ\theta が 0∘≦θ≦180∘0^\circ\leq\theta\leq180^\circ の範囲を動くとき,θ\theta の関数 f(θ)=4sin⁡3θ−9sin⁡θcos⁡θ+4cos⁡3θ+1f(\theta)=4\sin^3\theta-9\sin\theta\cos\theta+4\cos^3\theta+1 について,次の各問に答えよ。

(1) t=sin⁡θ+cos⁡θt=\sin\theta+\cos\theta とするとき,tt のとる値の範囲を求めよ。

(2) θ\theta の関数 f(θ)f(\theta) を tt の関数 g(t)g(t) として表せ。

(3) tt が(1)の範囲を動くとき,関数 g(t)g(t) の最大値と最小値を求めよ。また,そのときの tt の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)−1≦t≦2,(2)g(t)=−2t3−92t2+6t+112,(3)最大値 578 (t=12),最小値 −3 (t=−1).\displaystyle \begin{gathered}(1)\quad -1\le t\le\sqrt2,\\(2)\quad g(t)=-2t^3-\frac92t^2+6t+\frac{11}{2},\\(3)\quad\text{最大値 }\frac{57}{8}\ (t=\frac12),\qquad\text{最小値 }-3\ (t=-1).\end{gathered}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

PDF p.1問1を高解像度で再確認。角は0°〜180°、(3)で求めるのはgの最大最小とそのときのt(θではない)。冊子の大学・年度・医学科は固定書誌対応で別途確認。

(1) 加法定理より,t=sin⁡θ+cos⁡θ=2sin⁡(θ+45∘).t=\sin\theta+\cos\theta=\sqrt{2}\sin(\theta+45^\circ).ここで,0∘≦θ≦180∘0^\circ\leq\theta\leq180^\circ だから,45∘≦θ+45∘≦225∘45^\circ\leq\theta+45^\circ\leq225^\circ である。この範囲で正弦の最大値は 11,最小値は −22\displaystyle -\frac{\sqrt{2}}{2} であるから,tt の最大値は 2\sqrt{2},最小値は −1-1 となる。したがって,−1≦t≦2-1\leq t\leq\sqrt{2} である。

(2) s=sin⁡θs=\sin\theta,c=cos⁡θc=\cos\theta とおくと,t=s+ct=s+c であり,s2+c2=1s^2+c^2=1 より sc=t2−12\displaystyle sc=\frac{t^2-1}{2} である。また,s3+c3=(s+c)3−3sc(s+c)=t3−3scts^3+c^3=(s+c)^3-3sc(s+c)=t^3-3sct だから,f(θ)=4(s3+c3)−9sc+1=4t3−(12t+9)sc+1=4t3−12t+92(t2−1)+1=−2t3−92t2+6t+112.\displaystyle \begin{aligned}f(\theta)&=4(s^3+c^3)-9sc+1\\&=4t^3-(12t+9)sc+1\\&=4t^3-\frac{12t+9}{2}(t^2-1)+1\\&=-2t^3-\frac{9}{2}t^2+6t+\frac{11}{2}.\end{aligned}よって,g(t)=−2t3−92t2+6t+112\displaystyle g(t)=-2t^3-\frac{9}{2}t^2+6t+\frac{11}{2} である。

(3) −1≦t≦2-1\leq t\leq\sqrt{2} において,g′(t)=−6t2−9t+6=−3(2t−1)(t+2).g'(t)=-6t^2-9t+6=-3(2t-1)(t+2).この範囲では t+2>0t+2>0 なので,g′(t)>0g'(t)>0 は t<12\displaystyle t<\frac12 のとき,g′(t)<0g'(t)<0 は t>12\displaystyle t>\frac12 のときに成り立つ。したがって,g(t)g(t) は −1≦t≦12\displaystyle -1\leq t\leq\frac12 で増加し,12≦t≦2\displaystyle \frac12\leq t\leq\sqrt{2} で減少する。g(−1)=−3,g(12)=578,g(2)=22−72.\displaystyle g(-1)=-3,\qquad g\left(\frac12\right)=\frac{57}{8},\qquad g(\sqrt{2})=2\sqrt{2}-\frac72.また,22−72>−3\displaystyle 2\sqrt{2}-\frac72>-3 であるから,最小値は −3-3(t=−1t=-1 のとき),最大値は 578\displaystyle \frac{57}{8}(t=12\displaystyle t=\frac12 のとき)である。

この問題で使う考え方

  • 三角関数の合成
  • 対称式
  • 増減と端点比較

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